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アコースティックギター教室

アコギの『キュッ』という音について

2016年3月8日

山崎まさよしスガシカオが好きな生徒さんから、『曲を聴いてるときにギターからキュッという音がしていて気になるんです』と言われました。

どんな音か聴いてみましょう!

AKB48 渡辺麻友×スガシカオ×ケミストリー『愛について』

最初は0:10あたり。注意深く聴くと、その後もギターから何度もキュッという音が鳴っていますね。

分かりにくい時はヘッドホンで聴いてみてください。

キュッという音は、ギターのポジション移動をする時に出る、弦と指が擦れる音ですね。この音をどう思うかは、個人差があると思います。

僕の見解

僕としては『クラシックギター弾き』『アコギ弾き』の立場で意見が違ってきます。

クラシックギター弾きとしては…

クラシック音楽では、基本的に楽譜には書かれていない音は出しません。

だから、キュッという音は雑音としてとらえ、出さないように弾きます。もちろん、楽譜にグリッサンドやポルタメントなどの記号がある場合など、ノイズを出す必要があるときや表現として必要ならあえて出します。

アコースティックギター弾きとしては…

この『キュッという音』はギターの弦楽器としての魅力ある音にもなります。

アコースティックギターが好きな方の中には、『キュッという音が入るのが好きだ』という方もいるくらい。要するにスパイス的なものと考えて、入れ過ぎないように気を配りながら弾くと良いですね。

ギター教室のレッスンでは…

僕のレッスンでは、キュッという音をコントロールできるように教えています。
要するに『出てしまう』のではなく『出そうと思えば出せるし、出さないで弾くこともできる』ようにするんです。

まとめ

この質問をされた生徒さんはピアノも弾ける方だから、この『キュッという音』を雑音と感じて気になったようです。確かに、ピアノでは聴くことのない音だからね。

ノイズなのか魅力なのか。人によって感じ方が違うから、それぞれの生徒さんが自分好みの演奏をできるようレッスンしていきます。