ただいまギター教室のレッスン内容を再検討中。20年間レッスンを続けてきた中で少しずつ内容や方法、教材などを改善してきたけれど、生徒さんが習得しにくい部分や弱い部分がよく分かってきたので。
さらに昨年末、もうすぐ共演するヴァイオリン奏者の石田先生にレッスン風景を見せてもらい、その細やかなレッスン内容を知った影響も大きい。
カルレバーロを再発見!
そんな中、久しぶりに本棚から取り出したアベル・カルレバーロ著『ギター演奏法の原理』を読み返し、技巧教本を弾いてみた。10年以上前から持っていたけど、レッスンを続けてきて改めて読み返したら新たな発見や面白さがあった。灯台もと暗し!
「最小の努力によって、最大の結果を得る」がモットーのカルレバーロ奏法をご存知ですか?
カルレバーロと言えば、著名なギタリスト『アルバロ・ピエッリ』や『エドゥワルド・フェルナンデス』などを育てたことでも有名です。
『ギター演奏法の原理』を読んでいると、師匠から教わったことや、様々なギタリストのマスタークラスで得たことがいくつも出てくる。きっと、カルレバーロ奏法はギター奏法を突き詰めるとたどり着く手法のひとつなんだろう。
全4巻の中でも、いま一番必要と感じたのは「技巧教本No.3(左手の技巧~指板上の移動)」
僕の持っているもの(左)と、いま販売されているもの(右)で表紙が変わっていた。New edition!と書いてあったので、内容チェックのために新しい版を入手しました。
中身をざっとチェックしたら、解説ページが増えていて(英語とスペイン語だけど…)、若干レイアウトが変わっていた。あれっ?課題が減ってる...楽譜の誤植はそのままだったけど(笑)
内容を精査して、生徒さんのレベルアップのために活用します!