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ロンドンの『地下鉄のギタリスト』

2010年9月21日

ロンドンの地下鉄網は、東京並みに路線が多く複雑だ。

多くの人が行きかう階段や通路では、たくさんのミュージシャンが演奏を披露していました。スティービー・ワンダーをアコギで弾き語りしたり、カラオケ音源に合わせてエレキギターで早弾きしたり。

彼らはバスカー(Busker)という、ロンドン地下鉄のライセンスを得て演奏している路上ミュージシャンなのだ。

Hideaki_Domon

日本人で初めてライセンスを習得した方の動画がありました。駅の風景とともにお楽しみください。

彼の名は土門秀明。元「バブルガム・ブラザーズ」のバックバンド・ギタリストだったそうです。

■地下鉄のギタリスト―Busking in London(土門秀明:著)
2005年4月から11月の、8ヶ月間のメルマガを書籍化したのも。文章も簡潔で分かりやすく、オススメです。

演奏者側から見た、聴衆や仲間との関わりや演奏風景など知ることができて面白い。読んでいる途中でゾクゾクとするような、心にしみるエピソードもある。

一方通行の記録ではなく「心」が感じられ、音楽への熱い思いも伝わってきた。その奥深さに何度もページをめくる手を止め読み返すことがあった。

バスカーを専業にしてチップで生計を立てているので、毎回の演奏が真剣勝負。毎日の記事の最後にチップの金額も記録されています。

いい本に出会いました。

  • この記事を書いた人
アズール・ギター教室 代表

山口 直樹

アズール・ギター教室 代表

名古屋生まれの名古屋育ち。

1995年に「ギターの楽しさを多くの方に知ってもらいたい」と、4年間務めた一般企業を退職してアズール・ギター教室を設立。現在も名古屋市と知多市の5ヶ所の教室を運営中。

ギターを弾くことやレッスンが大好きで、楽器や関連グッズの探索はカレーと同じくらい大好物!