金山駅前教室(名古屋市中区)に、東京からヴァイオリン奏者の石田朋也先生がいらっしゃいました。
クラシックギターを持参された
石田先生は当教室の発表会にゲスト出演されたのをきっかけに、1年ほど前からクラシックギターを始め、しかも毎日欠かさず練習されているそう。
そして、今月に入ってまた新しいクラシックギターを入手されたので『ぜひ弾いてみて下さい』と、わざわざ名古屋までお持ちになったんです。
エンリコ・ボッテーリ
イタリアのエンリコ・ボッテーリ(Enrico Bottelli)という個人製作家のクラシックギターだ。勉強不足のため、僕は知らない製作家だった。
そういえば、イタリア人の製作したギターを弾くのは初めてだ。海外のギターは塗装の仕上げがイマイチのものが多いけど、これはツヤツヤでキレイに磨きあげられていました。
ラベルには『スペシャル モデル(SPECIAL MODEL)』とある標準よりも上のモデルで、『長期間シーズニングし厳選された材を使用している』なんて聞くと、それだけでワクワクします。しかも、その先入観を裏切らない素晴らしいギターだった。
音の粒がハッキリとしたふくよかな音は、まるでヴァイオリンのように艶やかで伸びのある音で、イタリアらしさを感じられる明るさで良く歌いました。
軽いタッチでも音が湧き出てくるから、僕が弾いているのを聴いている人から『弾くのが楽そうだね』と言われるくらい押弦し易くて、とても弾きやすかった。
ドイツ製のギターと比べた
僕が比較用に持って行ったドイツ製のギターは、朗々としたテノールのような重厚な響きで、同じクラシックギターという楽器でも製作者によってここまで音が違うとは…。
やはりギターにはお国柄があるし、良い楽器は演奏を助けてくれたり、気分をのせてくれることを改めて感じました。こうやって、どんどんギター探索にハマッていくんだよなぁ。
ギターとヴァイオリンで合奏
僕のリクエストで、ヴィラ=ロボスの『ブラジル風バッハ 第5番 アリア』を合奏してもらいました。
そのときにこのギターをお借りしたけど、7フレットにポジションマークが付いていなかったのでポジションを見つけにくくて演奏を続けられず。途中で自分のギターに持ち変える事態になってしまった…ゴメンナサイ。
さすがヴァイオリン奏者。ギターを弾く時もポジションマークは必要ないんだね。