2007年に公開された沢尻エリカ主演の『クローズド・ノート』のDVDを観ました。
映画「クローズド・ノート」
内容は、教育大生の香恵(沢尻エリカ)が引っ越し先のアパートで、前の住人が忘れていった一冊のノートを見つける。それは小学校教師・伊吹(竹内結子)が綴った日記だった・・・。
小学校の先生になりたい香恵がその日記を読み進めていく事によって、2人の生活(現在と過去)が並行して描かれるのは、なかなか面白い。
物語の核心部分となる重大な『秘密』が解き明かされるシーンは、原作本よりも映像での表現の方が分かりやすく、グッと物語に引き込まれた。
ロケ地や小物の映像はとても魅力的で、昭和初期を感じさせるレトロなアパート、この物語の中で重要なアイテムである万年筆などがストーリーを引き立てていて、監督のセンスの良さが光っています。
沢尻エリカがマンドリンを弾くシーンが何度も出てきて、演奏会での場面では笑いました。
舞台は京都が中心のようで、知恩院、南禅寺水路閣、寺町通などいつかロケ地めぐりがしたいような素敵な風景がいっぱいです。
知恩院古門のシーン
伊吹先生(竹内結子)が合唱コンクールで指揮しているシーンは、どこか見覚えのある場所でした。
明日館(みょうにちかん)講堂。ここは京都ではなく東京です。池袋駅から徒歩5分ほどの便利な場所にありました。昭和2年(1927)に完成し、1997年に重要文化財に指定された由緒ある建物です。
2006年にギターを演奏したので、映像を見てドキドキ。でもその時の写真が見つからず残念…なぜだか、打ち上げの写真は出てきたんだけど。
昭和の西洋建築をめぐるのも楽しそう。偶然だけど、知っている場所が出てきたのは嬉しかった。