アコースティックギター教室

アコギのピックアップとエフェクター

2017年7月28日

フィンガースタイルのソロギターを弾く生徒さんを、鳴海教室(名古屋市緑区)でレッスンしたときのこと。

声が大きくて明るい方で、先に受講していた20代の生徒さんにも入れ替わりの時に『この前(バイト先の)スーパーに行ったけど、おらんかったねぇ』と関西弁で気さくに話しかけたり。

性格や声の大きさはギターの音に通じるものがあって、ギターの音も力強くて明るいんです。

普段、アコースティックギターのレッスンは生音でしてるけど、今日はプリアンプやエフェクターを持参してもらいアンプから音を出しました。

この生徒さんは9月にある【ギター教室交流会】で音響機器を使用して演奏するから、弾き方のチェックをしたり、機材の設定を調整したり。生音とピックアップを通して出す音は全くの別ものなので、弾き方も変えないといけません。

演奏の面白さが全く違ってくるので、特にフィンガー系の生徒さんにはピックアップやエフェクターの使用をオススメしています。

生徒さんが機材を使用して演奏

写真が上手に撮れなかったから、男前の顔が切れちゃった。ゴメンナサイ。

演奏される音を聴きながら僕がプリアンプやエフェクターを調整したけど、音にもっと芯が欲しいし、こもった感じも取れない。

悩んだ結果、ギター~Vivid Focusのプリアンプ~エフェクター~アンプと並列接続していたのを変更。ケーブルを1本増やして、プリアンプのセンド/リターンにエフェクターを繋ぎ直しました。

生徒さんのプリアンプとエフェクター

何か違うの?って感じだよね。

今までの直列の接続だと【ギター音にエフェクトがかかった音】が出るんだけど、センド/リターンを使うと【ギター音+ギター音にエフェクトがかかった音】の両方がミックスして出て、しかもその比率を変えられるんです。

センド/リターンを使ったらエフェクトのかかっていないギター音も残るから、狙い通りクッキリとした芯のある音になりました。どうしてもっと早く気づかなかったんだろう…。

説明がよく良く分からない?音源をお聴かせできないのが残念です。興味のある生徒さんには実演しますので、レッスンの時にお尋ねください。『アコギって、こんな太くてしっかりとした音が出るんだ』って感動しますよ。

この生徒さんは交流会で、フィンガーと弾き語りの両方を演奏される予定です。エレアコとは違う素敵な音を聴けるので、出演される方はお楽しみに!

  • この記事を書いた人
アズール・ギター教室 代表

山口 直樹

アズール・ギター教室 代表

名古屋生まれの名古屋育ち。

1995年に「ギターの楽しさを多くの方に知ってもらいたい」と、4年間務めた一般企業を退職してアズール・ギター教室を設立。現在も名古屋市と知多市の5ヶ所の教室を運営中。

ギターを弾くことやレッスンが大好きで、楽器や関連グッズの探索はカレーと同じくらい大好物!