クラシックギター教室

クラシックギターの糸巻きを新品に交換

2014年4月4日

9年前からレッスンに来ている生徒さんから、『ギターを倒して巻きが破損してしまった』と相談されました。

倒れた際に床にぶつかったのだろう。3弦のつまみがグニャリと曲がってしまって…ああ、なんということでしょう。

 

糸巻き(ペグ)の修理

ペグを壊すのは珍しいことではなく、僕の生徒さんは1年に1人くらい壊しています。もっとギターを大切にしましょうね!

軸が曲がった糸巻き

チェックしたところ、9年間の使用でギアが摩耗して動作が固くなっていて、チューニングしにくくなっていました。壊していなくても交換時期でしたね。

生徒さんと相談して、新しい糸巻きへの交換は修理代が安く済むように僕が作業することにしました。

 

糸巻き交換の作業内容!

弦を外してからビスを緩めて、糸巻き本体を取り外します。ポコッと簡単に外れます。

糸巻きの交換作業

ここで重要なアイテムが『爪楊枝』なんです。

爪楊枝が役に立つ

新しいパーツはビス穴の位置が違うので、以前の穴に埋め木してから取り付けます。(ここがポイント!)

【古いペグ】

古いペグ

【新しいペグ】

新しいペグ

新品の部品はキラリと輝いていて、チューニングもスムーズにできるようになりました。

新しいペグを取付完了

 

まとめ

糸巻きはグリスを塗布するなどしてメンテナンスしていても、長年使用していると摩耗してガタツキが出てきます。そんな時は、快適なチューニングのために交換しましょう。

新しいバーツで快適になって気分も一新。これからもギターを楽しんでくださいね!

  • この記事を書いた人
アズール・ギター教室 代表

山口 直樹

アズール・ギター教室 代表

名古屋生まれの名古屋育ち。

1995年に「ギターの楽しさを多くの方に知ってもらいたい」と、4年間務めた一般企業を退職してアズール・ギター教室を設立。現在も名古屋市と知多市の5ヶ所の教室を運営中。

ギターを弾くことやレッスンが大好きで、楽器や関連グッズの探索はカレーと同じくらい大好物!