アズール・ギター教室に通われている30代のご夫婦は、それぞれ仕事の終わる時間が違うから、同じ日に別々の時間でレッスンを受講されています。
好みの曲も違うしね。旦那さんはアコースティックギター、奥様はエレキギターだ。
ピックギターで古いアメリカ音楽を!
ふたりともギター自体にも興味があるようで、ときどき使用するギターが変わります。
当ギター教室に通い始められて3年半くらいだけど、奥様だけで4本目(笑)ギター好きな僕のせいではないと思う…多分。
最近はレッスンで古いアメリカ音楽を弾いていたから、ジャズなどでよく使われる「箱ものギター」に興味を持ったみたい。バイオリンのような「Fホール」を持つピックギターを入手されました。
「ピックギター」とは、ピックアップの付いてないフルアコのこと。「古き良きアメリカ」を感じる素敵なデザインのギターだ。
I Don't Want To Set The World On Fire
生徒さんはFallout (フォールアウト) という、核戦争後の世界を舞台にしたロールプレイングゲームで流れているのを聴いて、この曲を好きになったんだって。この楽曲は3作目の主題歌。
「世界に火をつけたいわけじゃない / ただあなたの心に火をつけたいだけ...」という歌詞で始まるポップソングで、リリースされたのは1941年。
生徒さんは五線譜が読めないから、僕がメロディー譜をタブ譜に変換したら『これなら弾ける!』って喜んでもらえました。
あとはコードやダイアグラムも書き込んで、2人で「メロディ+伴奏」のデュオ演奏ができるよう仕上げました。
ギターの紹介を続けましょう!
LOAR(ロア)というメーカーの「LH-700」というモデル。以前から気になってネットで見ていたら、大幅値引きされていたからポチッたって。
モノクロにしてみたら古いギターの感じが出て良い雰囲気に。生徒さんの画像で遊んでゴメンナサイ!
カラーは王道のVintage Sunburstで、メイプルの裏板にもアーチがかかっていてカッコいい。
ヘッドにはキラキラしたインレイが入っていてキレイだ。
ネックは古い時代のギターでよくあるVシェイプ。僕のCollingsのアコースティックギターもVシェイプだけど、これはかなりスゴイ角度だぞ。まるで三角形!
一見すると弾きにくそうで心配だったけど、実際に弾かせてもらったら意識せずにちゃんと弾けた。
音はパリッとした感じでサスティーンは少なめ。コードをシャキシャキと歯切れよく弾いてメロディーも混ぜ、やっぱりジャズのスタンダードを弾いちゃった。
まとめ
弾く曲に合わせて生徒さんのギターが変わっていくのは、レッスンしている僕としても面白い。今回は、珍しいギターを弾かせてもらえたし。
新しいギターもしっかり弾きしましょう。