生徒さんから『弾き終わった後にギターをキレイにしたいけど、どんなケア用品を使ったらいいですか?』とよく質問されます。
ギターのケア
僕は弾き終わった後、普段はクロスやセーム皮で乾拭きするだけ。
ただ、指紋や手の脂が拭き取り切れない場合や、弦交換のときに気になるときは、以下のものを使用してキレイに掃除しています。
横の2人のことは気にしないでね!
Ken Smith(ケンスミス)Pro Formula Polish
世界中の名の知れた一流のビルダーや数多くのリペアマンに愛用されているポリッシュです。行きつけのリペアショップでも使っているのを見かけたことがある。
『天然素材を使用している』とのことだけど、何だか海外の柔軟剤のような甘い匂いがします。
これを使って磨くと汗や指紋などの汚れをキレイに落としてくれるから、ボディーやネックがピカピカになります。磨いてからしばらくは、ギターがツルツルと滑りすぎるくらい効果的だ。
TAURUS ARMY(トーラス・アーミー) レモンオイル
アメリカ産の最高級レモンオイルを使用していて、塗った後にスーッとした柑橘系の良い香りがします。木材にオイル成分を補うから、乾燥期に出やすいヒビやワレ等を防げます。
HOWARD(ハワード) オレンジオイル
指板は塗装してないから、手垢や汗などの汚れがこびりつきやすい。それを落とすにはオイルを少しクロスに染み込ませて磨き、乾いた後にまた乾拭きします。
甘い柑橘系の香りが心地いいけど、塗りすぎるとベトベトになるから注意しましょう。
※メイプル指板は塗装してあるから、オイルは使わないでください。
最近は何となく甘い方が良い気分。元々は木製家具のお手入れに使用するものなので安心して使えます。
クロスなど
HAKUBA トレシーニューソフト L
東レが開発した驚異のクリーニングクロス。超極細繊維(2ミクロン)が汚れをしっかりと取ってくれます。
眼鏡拭きとしても使われる素材だけど、これはHAKUBAというカメラ用品メーカーの製品。Lサイズ(300×300mm)のギターを拭くのに適度な大きさで、厚みがあって扱いやすいです。カメラ向けなのでホコリが出にくく、ギター用のクロスよりも信頼しています。
汚れても洗えるし、ヘタッても気軽に買い替えられる価格だから使いやすい。
セーム皮
セーム皮はキョン(鹿の一種)の皮をなめした天然皮革です。滑らかで、楽器やカメラや宝飾品を拭くのに広く使われています。
この効果はスマホやタブレットの画面を拭くと一目瞭然。サッと指紋が拭き取れて驚きます。普通の楽器用クロスだと脂が伸びてキレイに拭き取れないからね。
汚れをクロスで拭き取った後にセーム皮で仕上げるのがおすすめです。
※セーム皮には、ポリッシュやオイルを付けないでください。
まとめ
汚れがひどくなってからの大掃除より、こまめなお手入れが大切です。いつもギターをきれいにして、快適に弾いてください!
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