アコースティックギター教室 個人的なこと

大阪ギター探索記2019.03.03~ギター試奏と修理の受け取り

2019年3月3日

ギター教室の休講日の朝。名古屋駅で新幹線を待っています。

名古屋駅にて ギターの受け取りへGo!

大阪の三木楽器 梅田店から、3ヶ月前に依頼したギターの修理が完了したとの連絡があったので、受け取りに出かけます。

 

ドルフィンギターに立ち寄る

新幹線で新大阪に到着したら、まずは目的地の梅田とは反対方向に2駅のドルフィンギター(Dolphin guitars)に向かいました。

ここは、トミー・エマニュエルの使用で有名なMaton(メイトン)や、個人製作家のアコースティックギターなどが豊富なギター専門店。ホームページには在庫300本以上とあり期待が持てます!

大阪には何度も行ってるし、このお楽器店のホームページは週に2~3回はチェックしてる(見すぎ?)けど、タイミングが合わなくて実店舗には行ったことがなかった。念願の初訪問でワクワクだ!

ドルフィンギター(Dolphin guitars)外観

御堂筋線は地下鉄だけど『江坂駅』は地上3階にありました。ホームから見える向かいのビルの5階に目的の楽器店を発見。分かりやすくて助かります。

 

楽器店内へ

お店に入ると、ギターが所狭しと並ぶ幸せな空間が広がっています。ほとんどがアコースティックギターだけど、ウクレレやエレキギターも一部ありました。

興味津々で店内をウロウロ。数ヶ月前にホームページで見かけた気になるギターを探したけど、なぜか見つからない。まだホームページでは【在庫あり】の状態なんだけど。

そこで、店員さんに尋ねてみたら『確かぁ……HOLDになりましたよ』って言われてしまった(泣)せっかくの機会だったのに、あと少しというところでHOLDされてしまったとは。ああ、何ということでしょう。

でも、運が良いのか縁があるのか。別の店員さんから『HOLDにしたお客さんが都合で来店できなくなったので、HOLDは解けてますよ』って素敵な声。ということで、別室にあったそのギターを持ってきてもらえました。嬉しい!

 

さっそく試奏

試奏したギターはフィンガー向きで、昨年5月のサウンドメッセの時に、製作者とともに日本にやってきたもの。

ハッキリとした聴き取りやすい音で、音の太さもしっかりある。不思議なことに、まるでエフェクターでコーラスをかけたみたいに、自分の弾いた音に合わせて別の音が重なって聴こえてきます。

あまりに音がキレイで弾きやすいから、2時間ほど試奏してしまいました(オイオイ)。そういえば、本来の目的地はここじゃなかった…。

ということで、お礼を言って梅田に移動しました。

 

三木楽器 梅田店へ

さて梅田。ここは繁華街で人が多くて街も大きいから、いつも道に迷ってしまいます。楽器店を探してキョロキョロ。何度も来ているんだから、そろそろ建物の位置関係を覚えないとね。

人ごみに流されながらも無事に到着。いつも通りに4階のアコースティックギター・フロアへ行くと、気の良いカリスマ店員さん(と勝手に言ってる)が笑顔で迎えてくれました。

この店員さんはギターの知識が豊富で、喋っているとギターが好きという気持ちが伝わってきます。しかも修理作業もできるから、とても頼りになる方です。

 

修理のギターを受け取り

さっそく修理に預けていたギターを確認しました。

問題の裏板を見てビックリ!思った以上にキレイな仕上がりだ。このギターを製作した職人さんの手でピカピカのツヤツヤに修理されていて、修理跡はほぼ分からない。

アコースティックギターの修理完了

思っていた以上の仕上がりに感激!製作者のギターへの愛情が感じられてとても嬉しかった。

 

ギターの試奏も

修理の確認が終わったら店員さんから『良いギターが入ったから、弾いてみませんか?』と嬉しいお誘いがありました。ありがとうございます!

ギターの試奏中

まだ数日前に入荷したばかりというフィンガー向きのアコースティックギターは、恐ろしく良く響くし弾きやすい。MDというボディー形状は、座って弾くと身体にピタっとはまります。

チューニングしてすぐは音が暴れまくっていたけど、弾いていくと徐々にバランスが良くなってきました。低音は太くて全体をしっかりと支えてくれるし、どのポジションでも一定の音で鳴ってくれる。

ここまで性能の高いアコースティックギターは珍しい。徐々にコントロールの方法が分かってくると、とても深みのある楽しいギターに思えてきました。『フェラーリを運転したら、こんな感じなのかな?』って想像してしまったよ。

やっぱり1時間くらいは弾かないと本当の良さは分からないね!…って楽しく弾いていたけど、気づいたら2時間も経っていました。

この楽器店では何度も試奏させてもらったりお喋りしているせいか、すっかり僕の好みを知られてるみたいだ。

先のお店で弾いたギターも、このギターも、性格は違うけど両方とも良いぞ。ギター欲しい病が再発か?

  • この記事を書いた人
アズール・ギター教室 代表

山口 直樹

アズール・ギター教室 代表

名古屋生まれの名古屋育ち。

1995年に「ギターの楽しさを多くの方に知ってもらいたい」と、4年間務めた一般企業を退職してアズール・ギター教室を設立。現在も名古屋市と知多市の5ヶ所の教室を運営中。

ギターを弾くことやレッスンが大好きで、楽器や関連グッズの探索はカレーと同じくらい大好物!