クラシックギター教室

高音弦だけ2週間で交換…残念

2017年5月21日

金山駅前教室(名古屋市中区)のレッスンで使用しているドイツ製のクラシックギターの弦について。

 

弦をSAVAREZから変更

このギターにはいつもフランスのSAVAREZ(サバレス)社のカンティーガという弦を張ってます。

高音はカーボン弦だからナイロン弦と比べると材質はやや硬めで細い。音に張りがあってハッキリとしているので気に入っています。

『カーボン弦』といっても素材は釣り竿やテニスラケットに使う炭素繊維ではなく、釣り糸などに使われる透明なフロロカーボンという素材です。

強度があって真円度(直径の均一性)が高く、ナイロン弦のように吸湿しないのでチューニングが安定しやすいから取り扱いも楽なんです。

はてな

この文章を書いていてふと思ったんだけど、クラシックギターは金属弦のギターと区別するために【ナイロン弦ギター】とか、過去に羊の腸で作られたガット弦を使っていたから【ガットギター】なんて呼ばれるけど、カーボン弦が一般的になってきたら【カーボン弦ギター】と呼ばれるのかなぁ?…ないな、多分。

 

試しに張った新たな弦

先日、他のギターで試して気に入ったドイツのOPTIMA(オプティマ)社製のカーボン弦にしてみました。『今よりもっといい音になるかも』って期待大!

ゴールデンウィークに弦交換して弾いてみたけど、何だかペシャペシャとした張りのない音になってしまった。経過観察のために我慢して使ってみたけど、良くなる兆しが全くない。

試すこと2週間、ついに我慢の限界がきた。普段なら1ヶ月ほどは使うんだけど、もったいないと思いつつも高音弦だけいつものサヴァレスに交換。すぐに張りのある元の音に戻りました。ホッ。

しばらくは、イタリア製のギターにはOPTIMA、ドイツ製のギターにはSAVAREZとなりそうです。

 

まとめ

それにしても、【良い弦】の定義に絶対的なものがないのはギター本体と同じだ。

ギターとの相性を伺いながら『自分が求める音』に近づけるには、実際に張って弾いてみるしかないと改めて実感しました。

ギターの音色や音量、響き方は使う弦でも変わるので、ぜひ皆さんもいろいろ試して、相性バッチリの弦を見つけてくださいね!

 

  • この記事を書いた人
アズール・ギター教室 代表

山口 直樹

アズール・ギター教室 代表

名古屋生まれの名古屋育ち。

1995年に「ギターの楽しさを多くの方に知ってもらいたい」と、4年間務めた一般企業を退職してアズール・ギター教室を設立。現在も名古屋市と知多市の5ヶ所の教室を運営中。

ギターを弾くことやレッスンが大好きで、楽器や関連グッズの探索はカレーと同じくらい大好物!