アコースティックギター教室

【一宮市】小松原俊のライブに行ってきた

2017年11月30日

久しぶりに小松原俊のライブに行ってきました。

自宅にあるCDを確認したら、1992年・95年・97年にライブ会場で購入したCDにサインをもらってた。

久しぶりって思ったけど、20年ぶりだよ…。

小松原俊のCD

小松原俊って誰?

ご存じでない方も多いと思うけど、フィンガー系のギタリストです。音を大切にする演奏スタイルで、ソモギのアコースティックギターで奏でる繊細な音色が印象的。

僕の中でフィンガー系のギタリストというと【中川イサト】~【岡崎倫典】~【小松原俊】という流れがあって、90年代に名古屋でこの3名のライブがあると、ほぼ行っていたと思う。

 

ライブ会場

一宮市にある【Denpo-G Studio】は個人のご自宅内にあるホールで、スペースの都合で25名限定というアットホームさ。

金山駅(名古屋市中区)から稲沢駅まではJRで30分弱と、それほど遠くなかった。ただ稲沢駅から会場までは距離があるということで、家主さんが駅まで車で迎えに来てくださった。初めて伺ったのに、ご親切にありがとうございます。
Denpo-G Studioホール内部

JR稲沢駅で思い出すのは、まだ僕が会社員だった頃(24年くらい前!)に他の先生からギター教室を引き継いでレッスンしていたこと。

当時は習っていた先生のところでインターンはしていたけど、稲沢駅のそばにあったカルチャーセンターが僕個人として初めてのギター教室だったんだよね。

 

今回の機材

小松原俊のソモギ

小松原俊というと、以前の記憶ではエフェクターは

リバーブ:LEXICON ( レキシコン ) 社のLXP-1

コーラス:tc electronic社のSCF Stereo Chorus + Flanger 

を使っていた。

90年代までは、この機材がフィンガー系の定番だったと思う。

もちろん影響を受けていた僕は、過去にこの機材を揃えていましたよ。ピックアップはM-factoryじゃなかったけど。

 

ライブ会場では機材や、その設定を見るのも楽しみのひとつ。今回のエフェクターはリバーブだけだった。

会場が小さいので【生音+PAからの音】という感じで、ライブハウスで聴くPAのみの音に比べて生っぽくて柔らかなギターの音色だ。チューニング中にソモギの生音が聴こえてきたのは嬉しい!さすが良い音でしたよ。

でも、コーラスのうねりがかかった音も聴いてみたかったな。

小松原俊の機材

M-factoryのプリアンプの上には、かなり古いタイプのチューナーが。ギターにクリップチューナーを付けないところに、音を大切にする小松原俊のこだわりを感じます。

その左にあるのはVictor Capo(ビクターカポ)。多くの曲を2カポで演奏していました。

 

会場で旧知のアコースティックギター製作家さんとも偶然お会いし、久しぶりにたくさんお話しできました。

現在のギター本体の事情や楽器店のこと、『プロとアマチュアの好む音が、全く違ってる』という興味深い話まで聞けたのは収穫だった。また来年初めにお会いする予定です。

 

小松原俊の代表曲をご紹介

小松原俊『くじら』

YouTubeでカバーされることの多い曲。

上の動画はマイク録りで、下の動画はピックアップの音にリバーブとコーラスがかかっているよう。

ギターはSomogyi (ソモギもしくはソモジ)という製作家のMDタイプだけど別の個体。現在は中古も高騰している貴重なギターです。

どちらの音が好きですか?

『くじら』の楽譜はこちらで入手可能です。

小松原俊『Voyager』

ライトハンド奏法を使った曲です。演奏姿を観るのも面白い曲。僕が深いリバーブとコーラスを使った音作りに影響を受けていることを、改めて感じました。

 

まとめ

やはりライブは臨場感があるし、演奏を集中して聴ける貴重な機会です。

今回は『ライブ会場での音作り』にも興味があったので収穫が多かった。これは動画の視聴では分からないから勉強になりました。

皆さんもぜひ、ライブやコンサートにお出かけください!

  • この記事を書いた人
アズール・ギター教室 代表

山口 直樹

アズール・ギター教室 代表

名古屋生まれの名古屋育ち。

1995年に「ギターの楽しさを多くの方に知ってもらいたい」と、4年間務めた一般企業を退職してアズール・ギター教室を設立。現在も名古屋市と知多市の5ヶ所の教室を運営中。

ギターを弾くことやレッスンが大好きで、楽器や関連グッズの探索はカレーと同じくらい大好物!