クラシックギター教室

クラシックギターのリペア(修理・調整)で音が良くなった!

2019年12月22日

金山駅前教室(名古屋市中区)で使用しているドイツ製クラシックギターの音が変だ。

以前はパワフルで溌溂とした音だったのに、最近は何だかペシャペシャとした弱い音になってしまった。とっても気に入ってるのに(泣)

 

ギターのこと

このクラシックギターは2010年製で、僕が入手してからは丸4年たっています。

弾く機会が多いから、そろそろメンテナンスに出さないと限界なんだろう。

カール・ハインツ・ルーミッヒ

リペアに出すと1ヶ月くらい戻ってこないから、レッスンで使えないのは困るけど。でも、こんなペシャペシャした音を生徒さんたちに聴かせるのも悪いから、ついに入院させることにしました。

 

退院!

待つこと3週間。馴染みのリペアマンから作業完了の連絡があったので、すぐに受け取りに行ってきました。待ってたよ~!

クラシックギターの修理後

ケースに交換前の古いパーツが入っていたから、写真を撮ってみました。何か分かる?

 

サドルの交換

弦の載っている白い部品が【サドル】です。素材は牛骨。

ギターのサドル交換

古いパーツの表面を指でなぞるとデコボコしてる。弦が載っていた部分が振動で削れていたんです。

特に6弦部分は弦の色が写って黒くなってるし。

これでは、弦の振動がギター本体に上手く伝わりませんね。

ギターのサドルを交換

 

ナットの交換

ヘッド側の弦が載っている白い部品が【ナット】です。素材は牛骨。

弦の横滑りを防ぐために溝が切ってあります。古いパーツは長年の摩耗で溝が深くなっていたから、弦がフレットに当たってビリつきの原因になってたみたい。

新しいパーツは白くてツルツル・ピカピカだ!

ギターのナット交換

 

リペアの出来栄えは?

持ち帰ってきた最初の日は、以前より良くなったんだけど何だかパーツとギター本体が馴染んでいない感じ。パリッと弦に張りがでたけど、弾いていても思うように音が出てこないんです。

でも数日弾いたらグングンと音が出るようになって、深みのあるクラシックギターらしさが出て音が伸びる!大満足でした。

やっぱりギターも入院後はリハビリが必要なんですね。これでまた楽しくレッスンできます!

 

まとめ

ギターを良い状態を保つには、車のように適時メンテナンスが必要です。

自分のギターに気を配って、快適な状態で弾いてくださいね!

 

  • この記事を書いた人
アズール・ギター教室 代表

山口 直樹

アズール・ギター教室 代表

名古屋生まれの名古屋育ち。

1995年に「ギターの楽しさを多くの方に知ってもらいたい」と、4年間務めた一般企業を退職してアズール・ギター教室を設立。現在も名古屋市と知多市の5ヶ所の教室を運営中。

ギターを弾くことやレッスンが大好きで、楽器や関連グッズの探索はカレーと同じくらい大好物!