10月に依頼したイタリア製クラシックギターのリペアが完了したと連絡がきたので、東京まで引き取りに行ってきました。
塗装のリペア
今年の春に入手したこのギター。日本に到着するまでの間にハードケースの跡が付いてしまったんです。新品なのに、胴回りやネックなどがザラザラして可哀そうな状態…。
セラック塗装は塗膜を極めて薄く仕上げられるから、木材の振動を妨げにくくてギターには最適。でも熱や水分に弱いから、白濁したり跡が付いたりしやすいんです。
ギター製作家さんが何度も塗っては磨いての繰り返し。丁寧な作業で、6週間ほどかかってピカピカ新品状態に戻してくれました。
破損しやすいけど、補修もしやすいのがセラック塗装の利点なんです。
ああ、これで気分よく弾けます。
ギターの試奏も
生徒さんからの依頼があったので、ギターの試奏もさせていただきました。
3名の個人製作家さんの5本のギターを弾いたけど、同じ製作家でも音や弾き心地が違うのは面白い。良い勉強になりました。