以前に鳴海教室(名古屋市緑区)に通われていた生徒さんから、久しぶりに連絡がありました。
お仕事をされている時に通っていただきましたが、定年退職された後も自身でギターを続けられていたそうです。基礎をしっかり作っておくと、自分の力で様々な曲を弾けるのが良いですね。
現在はクラシックやジャズを弾いて楽しまれているようです。
今回は『15年ほど愛用しているクラシックギターからハッキリした音が出なくなり、ビリつき音もあって気分がノラないので直したい』とのご相談でした。
1994年製のCasimiro Lozano(カシミロ・ロサーノ)。スペイン製の手工ギターで、カラッとした明るい音だったのを覚えています。
大切に弾いていたようだけれど、やはり年月が経つとバランスが崩れたり消耗する部分もあるもの。人間の体と一緒で、ギターを良い状態を保つには適時メンテナンスが必要なんです。
修理を手配
素性の良いギターなので手を入れれば改善するはず…ということで、僕がいつもお願いしている凄腕リペアマンに調整を依頼しました。
サドル(弦が乗っている白い部品)は弦の振動をボディーに伝える大切な部品です。高さや弦の乗る角度を考慮し、新しいものに作り替えました。
弦の上に乗っているのが古いサドル。長年の使用で擦り減っていたようです。
ナットも交換しました。これでビビリ音がなくなりました。
どちらも画像がピンボケでスミマセン…修理はバッチリですのでご安心を!
修理完了です
数週間お待ちいただきましたが、無事にお渡しすることができました。
教室でチェックして頂きましたが、自宅に持ち帰られてからも嬉しくてたくさん弾かれたよう。
改めて『音がハッキリして、クリアで大きな音になった』と、お礼のお電話を頂きました。
これからもギターを楽しんでいただければ、僕も嬉しいです。
ご了承ください
ギターや関連グッズに関するアドバイスは、これから入会される方、受講中の生徒さんへのサービスとして無料で行っています。
ただ、当教室は楽器店ではありませんし、楽器販売を目的としたギター教室でもありませんので、一般の方からの質問・相談はお受けしておりません。