金山駅前教室(名古屋市中区)に長く通っていただいている生徒さんから『ギターが自然に割れたんですが…』と相談されました。
クラシックギターが割れた
確認したら、表面板がパカッと割れています。ああ…これを見つけた時は、さぞショックだったことでしょう。
僕も昨年末に大切なアコースティックギターの裏板が自然に割れたから、その悲しさはよく分かります。
確認したら2006年製なので、製作から12年くらい経っています。それでも、突然割れることがあるんですね。ああ恐ろしや。
今年は特に乾燥が激しいから、割れたり不具合の出るギターが多いようです。
すぐに修理に持って行きました
ちょうど今日は欠席が多くてレッスンの空き枠があったので、車を借りてササッと修理に出かけました。
ギターの割れ
このギターを作った製作家に診断してもらったら、『割れてから時間がしばらく経っているね』と指摘がありました。確かに生徒さんは『前回のレッスンで言い忘れていました』と言っていたから、割れてから何週間も経ってしまったのでしょう。
割れた口が盛り上がっているのは、割れた後に塗膜が収縮(木材が膨張)して木が引っ張られているからだそう。『時間が経つと修理が大変になるから、割れたらは早めに修理した方が良い』とのことでした。修理に持ち込んだおかげで、勉強になりました。
ギターの修理について
生徒さんからギターの修理について質問や相談されたときにアドバイスするのは、購入した楽器店に依頼して、製作したところで直すのが基本だということ。
今回はよく知っている製作家さんのギターだったので、ご挨拶と勉強を兼ねて僕が直接持ち込みましたが。
僕自身も年末に依頼した裏板割れの修理は、購入した大阪の楽器店を通じて、ギターを製作した本人に修理していただきました。
生徒さんへ
自分のギターを大切に扱っていれば、ちょっとした不具合や変化も気づくはずです。もし気になることがあれば、購入した楽器店に相談するか、僕にご相談ください。
まとめ
塗装が伴う修理は1ヶ月ほどかかります。キレイに直って返ってくるのが楽しみです。