クラシックギター教室

エルナンデス・イ・アグアドのギター

2014年10月21日

縁あって貴重なギターの名器をしばらくの間、お借りすることができました。

スペイン製のクラシックギターでエルナンデス・イ・アグアド。エルナンデスとアグアドという二人の職人さんが1960年に製作したもので、クラシックギターとしてはヴィンテージとも呼べる特別なものです。

hernandez y aguadoのギター

低音弦をそっと弾いただけでも「グワ~~ン」と響く。その音の厚みと圧倒的な音量は、今までに経験したギターを凌駕する勢い。

『弾けば弾くほど、もっと弾きたくなる』、そんなギターでした。

アグアドのギター

このギターでは現代の曲よりも、古典やスペインの曲を弾くのが楽しい。手が痛くなってきても練習が止まりません!

世界的な名器と呼ばれる高いレベルの製作技術と、製作されてからの54年という年月の重みを感じました。

 

蛇足ですが、テレビ番組『開運なんでも鑑定団』に同じ製作家のギターが登場していました。

その驚きの鑑定結果は?

ああ…。盗難や破損があってはいけないので、怖くて返却するまでネットに記事を上げられなかったよ。

名残惜しいですが、約束の日が来たのでご返却しました。ご厚意により、世界的な名器を弾く良い経験をさせていただけて感謝です。

 

  • この記事を書いた人
アズール・ギター教室 代表

山口 直樹

アズール・ギター教室 代表

名古屋生まれの名古屋育ち。

1995年に「ギターの楽しさを多くの方に知ってもらいたい」と、4年間務めた一般企業を退職してアズール・ギター教室を設立。現在も名古屋市と知多市の5ヶ所の教室を運営中。

ギターを弾くことやレッスンが大好きで、楽器や関連グッズの探索はカレーと同じくらい大好物!