クラシックギター教室 生徒さんのギター

70代の生徒さんがK.Yairiのナイロン弦モデルを購入!

2021年12月20日

ソロギターを弾かれる70代の生徒さんが、ニコニコしながら金山駅前教室(名古屋市中区)にやってきました。新しいギターケースを携えて。

 

K.Yairi(ヤイリギター) ST-CE-5

今まではMorris(モーリス)のアコースティックギターでソロギターを弾かれていたけど、『スチール弦よりもナイロン弦の方が押さえやすいから』と買い替えされたとのこと。

K.Yairi ST-CE-5

トップ板のスプルースはヴィンテージサンバースト。サテン(艶消し)仕上げで良い雰囲気だし、サウンドホール周りの貝の装飾が輝いていてキレイ。

『スチール弦と比べてナイロン弦は張りが弱くて指に優しいし、音が太くて大きな音が出しやすい』って嬉しそう。「どちらかのギターが優れている」という事ではなく「自分の変わってきた好み」に合わせてギターを替えられたとは素敵です。

僕は行けなかったけど、他の生徒さんたちと先月に『早めの忘年会』をして盛り上がったみたい。趣味友の存在は貴重ですね!

60代の生徒さんがナイロン弦ギターを弾く

今日のレッスンは『ソロギターのしらべ』というソロギター本から、山下達郎の「クリスマスイブ」でした。Capo.3で12フレットのハーモニクスを連続して使うけど、カッタウェイがあるからハイポジションも弾きやすそうでした。

スケール(弦長)は635mmと短い。指板にポジションマークが入っているのは、クラシックギターではなくナイロン弦ギターだからですね。

ナット幅は細めの45mm。通常のクラシックギターは52mmなので、今までアコースティックギター(43mm)を弾かれていた方には持ち替えやすい幅です。

シンプルなクラシックギターのヘッド

どきどき楽器店の商品説明で「弦長が短いから押さえやすい」とか「ナット幅が狭いから押さえやすい」というコメントを見かけるけど、う~ん、人によって弾きやすいギターは違うと思うけど…どうなんだろう?

僕が生徒さんにそんな質問をされたときは、メリットとデメリットをお話ししたり、人によってオススメのギターを違えています。

 

K.Yairi(ケーヤイリ)といえば

K.Yairiは岐阜県可児市のギターメーカーで、名古屋からも近い(この近所から通う生徒さんもいるくらい!)ので地元のテレビ番組で紹介されることも多く、ご存じの方も多いと思います。

職人約30名で1日25本程度の生産数とギターメーカーとしては小規模です。先日ご紹介したTaylor(テイラー)は1日に700本も製造してるからね。

あと、「K.Yairi」「S.Yairi」は全く別のものですのでご注意を。

 

まとめ

お気に入りのギターを入手できて良かったですね。

初めてレッスンに持ってこられた日はスマホで撮らせてもらったけど、ギターの素敵な色を十分に伝えられない画像ばかりだったので、翌週に一眼でまた撮らせてもらいました。僕の趣味にお付き合いいただき、ありがとうございます!

 

メモ

ギターは同じ型番でも1本いっぽん状態が違うので、慎重に選びましょう。

ギター選びに不安のある生徒さんにはメーカーや機種の説明、検品のお手伝いなどしますのでご相談ください。

  • この記事を書いた人
アズール・ギター教室 代表

山口 直樹

アズール・ギター教室 代表

名古屋生まれの名古屋育ち。

1995年に「ギターの楽しさを多くの方に知ってもらいたい」と、4年間務めた一般企業を退職してアズール・ギター教室を設立。現在も名古屋市と知多市の5ヶ所の教室を運営中。

ギターを弾くことやレッスンが大好きで、楽器や関連グッズの探索はカレーと同じくらい大好物!