ギター購入には、それぞれにドラマがあるもの。今回は、弾き語りのレッスンを受けられている50代の生徒さんのこと。
Martin D-15M Street Master
夏ごろからまた、ギターの買い替え相談をされることが増えてきたけど、今回はアコースティックギターの老舗「Martin」について。
通常のD-15Mにヴィンテージを意識した仕様を追加し、長年弾き込まれたような使用感も再現した D-15M Street Masterというモデルが気になるとのこと。
元AKB48で『さや姉』の愛称で知られる山本彩がライブで使用しているのを知って、この機種に興味を持ったんだって。
ギターの値上げが激しくて…
でも、そんな話をしているとき、僕は重大なことに気づいてしまったんです。
生徒さんが欲しいと言っているギターが、1ヶ月前(2023年9月)に大幅に値上ったことを…。そして、今なら値上げ前の価格に間に合うかもってことも。
でも、生徒さんは、
積み立てして、来年に購入しようかな。
なんて嬉しそうに話してるから、伝えるべきか迷ったよ。
(ガーン。値上げ分が、月1万円積み立てなら7ヶ月分じゃん)
レッスン後にネットで楽器店の情報を調べたら、まだ何本かは旧価格のままで販売されてた。
煽ってはいけないとも思ったけど、折角このタイミングで話したから値上げのことを生徒さんにお知らせしたら、驚いてた。
後日、数軒の楽器店に問い合わせたら何とか旧価格で購入できたと、ご報告がありました。
さすがにこの値上げ幅だし、時代はインフレだし…間に合って良かった!
「マーチン巻き」という弦の取り付け方
ヴィンテージ感のある「Martin」のデカールロゴが輝かしく、使用感のあるレリック加工も雰囲気があって良い感じだ。
でも、Martin社が推奨する、いわゆる『マーチン巻き』っていう弦の取り付け方に挑戦したら、グニャグニャに巻けてしまったよう。マーティン巻きは2回目で慣れてないんだって。
弦をロックするような止め方なので『チューニングが狂いにくい』というメリットがあるようだけど、巻き方がチョット難しいかな。
僕も20年くらい前に挑戦した記憶があるけど、弦交換のときにペグから弦を外しにくかったので採用していません。頻繁に交換するからね。
生徒さんには、僕の弦交換の方法をいつでもレッスンしますよ!
今日のレッスンは「猫」
本日のレッスン曲はこちら。あいみょんが作詞作曲したレッスンでも人気の楽曲です。
リズムパターンを書き加えたり、老眼対策でB4サイズに拡大コピーしたり(気持ち分かりますよ!)と工夫された楽譜からは、熱意が感じられます。
まとめ
ギターを買い替えられた生徒さんが必ず言われるんだけど、『ギターって、こんなに凄い音が出るんですねぇ』って嬉しそうに弾かれていると、レッスンしている僕の方も楽しくなってきます。
またこれからも、弾ける曲を増やしていきましょう!