名古屋駅から新幹線で50分。久しぶりに大阪に出かけてきました。
個人製作家やヴィンテージのアコースティックギターを豊富に取り扱う楽器店が名古屋にはないから、ギター探索をしたくなると大阪や東京に出かけているけど、今回は違います。
僕のギターが大変なことになって泣きそうです。
三木楽器 梅田店へ
この楽器店に行くと長くなるから昼ご飯を早めに済ませ、営業開始の12時を少し回ったあたりに到着しました。
細長いビルの1・2階がエレキギター、3・4階はアコースティックギターのフロアになっています。
いつもなら『良いギターはないかなぁ?』なんてウキウキなんだけど、今回は試奏が目的じゃない。修理のためにギターを携えてやって来ました。
ギターが割れた!
というのも、しばらく前の急激な乾燥のせいか、一番お気に入りのアコースティックギターの裏板が3ヶ所ほど自然に割れてしまって…。割れを発見してからの1週間はとってもブルーだったよ。
とっても大事にしてたのに(泣)
どうしよう どうしよう
オ パキャマラド パキャマラド パオパオ パンパンパン…
そんな感じの1週間でした。(どんな感じだ?)
修理依頼は無事完了
さっそく4階のアコースティックギターのフロアへ上がっていくと、馴染みの店員さんが待っていてくれました。事前に連絡しておいて良かった。
さっそく診断してもらったところ、『これくらいなら跡が分からないように直ると思います』という力強い言葉をもらったのでひと安心。
このギターを製作した本人に修理を取り次いでもらうことになり、完成は年末か年を越したあたりの予定だそう。直るんなら待ちますよ~。
そんな感じで心が軽くなったら、急に壁一面の素敵なギターたちから『弾いて~』っていう声が聞こえてきた (^-^)オイオイ
せっかくの機会だから、試奏させてもらうことにしました。
アコースティックギターの試奏
どれが良さそうかな~って店内をキョロキョロと見まわして一番高そうなギターの値札を見たら、
12,960,000円
『いっせん・にひゃく・きゅうじゅう・ろくまん』w(°0°)w オォー。
これを『弾かせて!』という勇気は、もちろんありませ~ん。
個人製作のギターを試奏
アコースティックギターといえば一般的にはMartinやYAMAHAなど大きなメーカーのものを思い浮かべると思うけど、個人の製作家が1人で年間8本とか10本をコツコツと作ってるものもあるんですよ。
ヴィンテージのMartinをモデルにしたものを試奏中。素敵なギターたちに囲まれて至福の時を過ごしています。
ソロギター向きの海外製手工アコースティックギターも試奏しました。大量生産のギターに比べると鳴りやすく作られているので、音が大きくてよく響きます。
ギターといっても伝統的なものや時代に合わせて新たなアイデアを加えたものなど、いろんな種類があるから面白い。
それぞれの演奏スタイルや身体のサイズ、音の好みなどで良いギターの定義は変わります。
面白味のある楽器店
この楽器店のアコースティックフロアの店員さんは『ギターがとっても好き』という感じで、豊富な知識をお持ちなので話していて面白い。
試奏している最中にも製作者のエピソード、ギターの構造・作りのこだわりなどを話し出したら止まりません。話していて勉強になる楽器店員さんは意外と少ないんです。
楽しすぎて店を出たのが15時すぎ!12時~15時まで3時間も試奏やお喋りをしていた計算だ。長居してスミマセン。
良い音のギターについて
興味深かったのは、『良いギターは音が大きいように聴こえる』っていう話。
いくら良く鳴るように設計・製作されているギターであっても、数値でみたらそれほどバカでかい音がしている訳じゃない。でも良いギターは『聴きたい』と思える良い音が出るから、人はそのギターの音に集中して大きく聴こえるんだって。
確かにザワザワした人混みの中でも、会話している相手の声はしっかりと聞こえるからね。
ずっと聴いていたくなる音の出るギターなら、ずっと弾いていたくもなるだろう。だから良いギターを手に入れると益々上達するんだね。
まとめ
今回は4本のギターを試奏をしたけど、幸いにも(?)お気に入りは見つからず。新たなケースを持ち帰ることはなかったよ。
また1~2ヶ月後には修理引き取りのためにここを訪れるから…危険です。