あらら。金山駅前教室(名古屋市中区)に設置してあるレッスン用のエレキギターが不調だ。
ピックアップのセレクターの接触が悪いようで、音が鳴らないポジションが出てしまったよ。
エレキギターを買い替えたけど…
ギター教室のレッスン用ギターは、多くの生徒さんが使用するから早急に新しいものを入手したけど、壊れたものはどうしよう。
処分するのはもったいない気がするけど、修理費用をかけるほどでもないから…。なんて考えていたら、ある生徒さんから『私が修理しますよ』というありがたいお申し出をいただきました。
エレキギターを修理
その生徒さんは、趣味でアンプやギターを修理している方なので『修理不能なら、処分しても良いから』と伝えてお預けしたら、数日後に画像が送られてきました。
おお、普段は見ることのないエレキギターの中身は、こんな風になってるんだ。
壊れていたのは「ピックアップのセレクトスイッチ」だけでなく「ボリュームやトーンのポット」もパーツ交換が必要だって。
レッスンでがっつり使っているから、結構部品が消耗していたみたいだ。ということで新しいパーツになって修理完了…のはずが。
ピックアップの交換も!
なんと!太っ腹な生徒さん。修理するだけでなく、個人製作の手巻きピックアップをオーダーしてプレゼントしてくれたんです。
えっ、ピックアップって何かって?
エレキギターの心臓部ともいえる、サウンド・音色を大きく左右する重要なパーツで、通常のストラトには3個のピックアップが装着されています。
これで弦の振動を拾って、アンプで増幅することでエレキギターは音が出るんですよ。
あれ?ギター教室に返ってきたギターをよく見たら、ヘッドにデカールで新たなロゴが入ってた。このデカールは生徒さんが自主制作したんだって。
新しく取り付けたピックアップは、この生徒さんがお気に入りの「Rugir Pickups」というブランドで、手巻きピックアップビルダーさんが個人製作したもの。
何だかレッスン用のギターにはもったいないくらいグレードアップだ。
新しいピックアップの音
さて音出しです。
セレクターやポットを交換したから、もちろんギターの音は出るようになった。でも、ピックアップがグレードアップしたおかげで以前とは音が全く変わっていましたよ。
リアは、安いエレキギターにありがちなペケペケ・カシャカシャと薄っぺらい音だったのが、クッキリでシャキンとした音になってた。フロントは、厚みのあるしっかり感のある音に。いずれも分離が良くて1本いっぽんの弦の音が分かりつつ、キレイに音がまとまっている印象でした。
やはりピックアップはエレキギターの心臓部だ。グレードアップしたおかげで、ギターの音が良い方向に変わっていました。きっと生徒さんにも喜んでもらえるはずです。
親切な生徒さん、ありがとうございました。
興味のある方はこちらで
個人で作るピックアップに触れたのは初めてだったけど、音の好みなどのオーダーに合わせて製作してもらえるとはスゴイ。
特にアズール・ギター教室とは提携関係にないけど、生徒さんが応援しているというのでご紹介します。興味を持った方は以下で。
メモ
Rugir Pickups(ルジール ピックアップス)
https://rugirpickups.hatenablog.com/