エレキギター教室

【Squier by Fender 】ギター教室のレッスン用エレキギターを生徒さんが修理してくれた!

2023年4月10日

あらら。金山駅前教室(名古屋市中区)に設置してあるレッスン用のエレキギターが不調だ。

ピックアップのセレクターの接触が悪いようで、音が鳴らないポジションが出てしまったよ。

ギター教室のエレキギターを修理

 

エレキギターを買い替えたけど…

ギター教室のレッスン用ギターは、多くの生徒さんが使用するから早急に新しいものを入手したけど、壊れたものはどうしよう。

処分するのはもったいない気がするけど、修理費用をかけるほどでもないから…。なんて考えていたら、ある生徒さんから『私が修理しますよ』というありがたいお申し出をいただきました。

 

エレキギターを修理

その生徒さんは、趣味でアンプやギターを修理している方なので『修理不能なら、処分しても良いから』と伝えてお預けしたら、数日後に画像が送られてきました。

エレキギターを修理中

おお、普段は見ることのないエレキギターの中身は、こんな風になってるんだ。

壊れていたのは「ピックアップのセレクトスイッチ」だけでなく「ボリュームやトーンのポット」もパーツ交換が必要だって。

レッスンでがっつり使っているから、結構部品が消耗していたみたいだ。ということで新しいパーツになって修理完了…のはずが。

ピックアップの交換も!

なんと!太っ腹な生徒さん。修理するだけでなく、個人製作の手巻きピックアップをオーダーしてプレゼントしてくれたんです。

エレキギターのピックアップ

えっ、ピックアップって何かって?

エレキギターの心臓部ともいえる、サウンド・音色を大きく左右する重要なパーツで、通常のストラトには3個のピックアップが装着されています。

これで弦の振動を拾って、アンプで増幅することでエレキギターは音が出るんですよ。

Rugir Pickups

あれ?ギター教室に返ってきたギターをよく見たら、ヘッドにデカールで新たなロゴが入ってた。このデカールは生徒さんが自主制作したんだって。

新しく取り付けたピックアップは、この生徒さんがお気に入りの「Rugir Pickups」というブランドで、手巻きピックアップビルダーさんが個人製作したもの。

何だかレッスン用のギターにはもったいないくらいグレードアップだ。

新しいピックアップの音

さて音出しです。

セレクターやポットを交換したから、もちろんギターの音は出るようになった。でも、ピックアップがグレードアップしたおかげで以前とは音が全く変わっていましたよ。

リアは、安いエレキギターにありがちなペケペケ・カシャカシャと薄っぺらい音だったのが、クッキリでシャキンとした音になってた。フロントは、厚みのあるしっかり感のある音に。いずれも分離が良くて1本いっぽんの弦の音が分かりつつ、キレイに音がまとまっている印象でした。

やはりピックアップはエレキギターの心臓部だ。グレードアップしたおかげで、ギターの音が良い方向に変わっていました。きっと生徒さんにも喜んでもらえるはずです。

親切な生徒さん、ありがとうございました。

 

興味のある方はこちらで

個人で作るピックアップに触れたのは初めてだったけど、音の好みなどのオーダーに合わせて製作してもらえるとはスゴイ。

特にアズール・ギター教室とは提携関係にないけど、生徒さんが応援しているというのでご紹介します。興味を持った方は以下で。

 

メモ

Rugir Pickups(ルジール ピックアップス)
https://rugirpickups.hatenablog.com/

  • この記事を書いた人
アズール・ギター教室 代表

山口 直樹

アズール・ギター教室 代表

名古屋生まれの名古屋育ち。

1995年に「ギターの楽しさを多くの方に知ってもらいたい」と、4年間務めた一般企業を退職してアズール・ギター教室を設立。現在も名古屋市と知多市の5ヶ所の教室を運営中。

ギターを弾くことやレッスンが大好きで、楽器や関連グッズの探索はカレーと同じくらい大好物!