『アズール・ギター教室 20周年記念 発表会』にゲスト演奏してくださったヴァイオリン奏者の石田先生は、ギターもお好きとのこと。
というか、ギター・コレクションの内容を伺ったら、僕の所有するギターよりも充実している!……ということで東京のご自宅にお伺いし、貴重なギターを弾かせてもらいました。
素敵なギター・コレクション
個人宅のことなので詳しくは書けないけど、イメージ的には押入れの中でこんな感じにギターが並んでた。
「マトリックスの武器庫」ですね。ちょっと大げさかな?あくまで僕の印象ですが…。
19世紀・20世紀初頭・近年のマーティンに始まり、ギブソン、ヤマハ、個人製作家のギターなど膨大な本数でギターのセレクトショップといった感じ。
もしこんな楽器店に行ったら、帰りには間違いなく新たなギターを持ってると思う。
承諾をいただきましたので、その一部分をご紹介します。
Martin D-45LE 1987年製
80年代のマーティンは生産量が少なく貴重。しかもLEの品番が示す通り限定品(Limited Edition)で、裏横はハカランダです。上品な音色で穏やかに響いていました。
YAMAHA LA-57のカスタムオーダー
指板のインレイはデザインが素敵だし、貝のパーフリングは裏の板にまでは入っていてゴージャス。『日本のフォーク』に合う音色でした。
Gibson J-45 1951年製
ブルースなど、泥臭い音楽に似合いそう。マーティンとは響き方が全く違うので面白みがあります。『メーカーの持つ音』があることを再確認できました。
塩崎雅亮のアコースティックギター
魅力的なギターばかりなので、取っ替え引っ替え弾き比べして夢中になってしまいました。明るいうちに弾き始めたのに、いつの間にか外は真っ暗に!長居してスミマセン。
最後は塩崎雅亮氏が製作した貴重なギター群。最高級の45グレードが3本も並ぶなんて、ギターの展示会や楽器店でも見られない光景なのに、贅沢にも弾き比べ大会がスタート!
僕が名古屋から持ち込んだもの(左)と、石田先生の2本(中央・右)。それぞれに個性があり、非常に上手く作り分けがされているのが分かりました。同じ製作家のものでも、全く性格が違うところが面白い。
1900年製のMartin 1-21
パガニーニの『ギターとヴァイオリンのためのソナタコンチェルタータ』の2楽章と3楽章の初合わせもしました。
お借りしたギターは1900年製のMartin 1-21 。小さいサイズのギターで、ナイロン弦が張ってありました。
ギター欲しい病が進行中!
たくさんの貴重なギターを弾けて、大変勉強になりました。今後のギター選びの参考にもなりました~って、ギター欲しい病が進行中です。
存分に弾かせて下さった石田先生と、お付き合い頂いた奥様に感謝です。