鳴海教室(名古屋市緑区)に通う生徒さんのこと。
気さくな50代の女性で、バッハも好きだけど『積水ハウスのCMソングが好きなんです!』と言って楽譜をお持ちになり「きみの住んでいる~ 積水ハウス」って弾き語りをされたり。
ギターの楽しみ方は色々ありますね。
ギターの様子が変?
いつも通りレッスンを始めようとしたら、生徒さんのギターの様子が何か変だ。
よく見たらギターの表面板がバキッて割れてる!しかも今まで見た中でもかなりヒドイ状態だ。ああ…。
どうしてこんな事に
自分のものではないけど、ギター好きの僕はショックでクラクラッとしてしまった。
ちなみにこのクラシックギターは職人さんの手作りで、側板を見てわかる通り、極上のハカランダが使われている貴重なものです。
何事もないようにギターを弾き始めようとする生徒さんにどうしたのかと尋ねると、「あれっ、気づきました」という感じで恥ずかしそうに『落として割ってしまった』と言われました。
この状態になって言い出しにくい気持ちは分かるけど、きっと帰り際に言おうと思っていたんだろうけど、遠慮なく相談してくださいね。
修理の出来栄えは
表面板や外周のパーフリングを補修しなくてはいけないので、2ヶ月という長い入院になってしまった。
ちなみに生徒さんが『修理代は、できるだけ安く』と依頼したので、修理部分への再塗装は行っていません。
では肝心のビフォーアフターをどうぞ。
修理前
表面板が割れて、外周のパーフリングも破損しています。
修理後
ていねいに接着してあり、かなり元通りになっています。ホッ。
まとめ
質の良いギターほど壊れやすいので注意が必要です。
ギターは大切にしてくださいね。