僕が最も影響を受けたギタリストの一人、中川イサトさんが4月7日に亡くなられたことをネットのニュースで目にしました。
ちょうど昨晩もイサトさんの『Tree Circle』という楽曲をレッスンしてたんだけど…今日はショックで練習がはかどらない。
心よりご冥福をお祈りします。
中川イサトとギター
せっかくなので少し思い出話など。初めて中川イサトの演奏に触れたのは、僕が19才のとき。
テレビ番組で弾いていた『Shadowy Key』は、それまでに聴いたことのない新しい音楽と奏法で、もの凄い衝撃と影響を受けました。
『この演奏を聴かなかったら、今の自分はない。ギター教室も開いていなかったかも』と思えるほど。
ギター教室を開いた1995年~96年ごろに、僕はライブなどでお気に入りのこの曲をよく演奏していました。
現在でこそフィンガーピッキングやソロギターは良く知られてるけど、当時はマイケル・ヘッジスの奏法を取り入れたこの曲はすごく驚かれたり、バシバシとギターを叩いている姿を不思議そうに思われたりしたっけ。
えっ?中川イサトを知らないって。『押尾コータローの師匠だ』と説明すると分かってもらえるかな。フィンガーピッキングの奏法が世間に広く認知されるのは、押尾コータローが登場した2000年代に入った頃だ。
中川イサトのCD
自宅のCD棚に結構な枚数がありました。最初に買ったのは中央の『SAYONARA』(1991年5月)で、もちろん『Shadowy Key』も収録されています。
名古屋でライブがあれば欠かさず通っていて、20歳の時にCDにサインをもらってた。『直樹君へ』と書かれてるのは照れ臭いけど良い思い出です。
ライブはいつも今池の『パラダイスカフェ』で、40人くらいの小さなスペースだから演奏や機材を間近で見られたし、ライブ後に気軽に質問も出来たり。毎回モチベーションがアップしていました。
教則ビデオ
当時はYoutubeなんてないから、楽譜付きの教則ビデオを購入して食い入るように観て練習しました。
もちろん、全巻コンプリート!
楽譜集
当然、楽譜を入手して演奏をコピーしたり、ギター教室でレッスンをたくさんしました。
そういえば、初期のギター教室でのレッスンには『アコースティック・ギター教本』(中川イサト著)というテキストを使ってた。ああ、懐かしい。
まとめ
弾き語り好きの方にも、ぜひフィンガーピッキングやソロギターに挑戦してもらえればと思います。
みんなでギターを楽しみましょう!