2年前に入手したイタリア製のクラシックギターの音が変化してきました。
最初は硬かった音にはしなやかさが備わってきたし、響きも豊かになった感じ。僕がこのギターを弾くのに慣れてきたのか、しっかり弾いてきたから音が出やすくなってきたのか。いずれにしても嬉しい変化だ。
定番のナイロン弦でリセットを
ふと、このギターをプレーンな状態で弾いてみたくなったから、クラシックギター弦のド定番「プロアルテ EJ45 ノーマル・テンション」に張り替えてみました。
このEJ45は、世界的な老舗弦メーカー「D'Addario(ダダリオ)」の数あるクラシックギター弦の中でも中庸な音で、「PC制御レーザーシステムによって、200箇所に及ぶ測定」をするなどで安定した品質管理がされています。
- メーカー:D'Addario(ダダリオ)
- 品番:プロアルテ EJ45
- テンション:ノーマル
- 生産国:アメリカ
ダダリオの製品はエレキギター、アコースティックギター、クラシックギターなど各種弦がどこの楽器量販店でも豊富に置いてあるから、入手性は抜群で安心して使えます。
僕のアコースティックギターには全てダダリオのEJ16という、これまたド定番の弦を張ってるし。
弦のレビュー
このギターには主にノブロックのフロロカーボン弦を使ってきたせいか、張りたてのナイロン弦の高音はボヨッと鈍い音に聴こえた。ノブロックは「弦が歌ってくれる」と感じるくらい凄いからね。
ああ、失敗だったか…と思ったけど、しばらくすると程よく馴染んできたのか、伸びやかな音色が出てきました。さらに弾いていくと、高音弦の音色や音量の変化をコントロールしやすく感じられて弾くのが楽になってきた!
低音弦も豊かに響くぞ。弦のテンションが柔らかめだけど確りと支えてくれるからギターが鳴りやすいのかも。
まとめ
中庸で品質が安定しているから、この弦を基準にして他の弦を試していくと、それぞれの違いが分かりやすいと思います。
また、中庸だからこそ弦の個性に引っ張られないから、中・上級者に「音をコントロールする楽しみ」を教えてくれる弦だと言えます。
フロロカーボン弦のスッキリとした音色も好きだけど、柔らかなナイロン弦の音も魅力的。やはり定番のクラシックギター弦の実力はさすがでした。
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