PR クラシックギター教室

M.リョベート編「カタロニア民謡集」を再チェック!

2026年8月16日

生徒さんからカタロニア民謡集のレッスンをリクエストされたから、久しぶりに楽譜の見直しをしました。

リョベートの「編曲」となってはいるけど、ギターの特性を生かした編曲は「作曲」といえるほどの完成度の高さで、ギターがよく鳴るから弾いていても楽しい曲です。

リョベート「カタロニア民謡集」

普段からレッスンしている曲だけど、新たな視点で楽譜をチェックすると発見があります。

有名曲なので多くの教則本や楽譜集に掲載されているけど、まずはこちらの楽譜をもとに再チェックに取り掛かることにしました。

リョベート「カタロニア民謡」楽譜

盗賊の唄(カタロニア民謡・M.リョベート編)

どんな曲か、1曲聴いてみてください。
そういえばこのドイツ製のクラシックギター、いい音がしそうで気になるんだよなぁ。いつか弾いてみたい。

楽譜のチェックを

まずは、古くからあるスペインのUnion Musical(UME)が出版している「Diez Canciones Populares Catalanas」をチェック。

今回チェックするのは、リクエストのあった『アメリアの遺言』『盗賊の唄』、それからカタロニア民謡だけどこの楽譜集には掲載されていない『聖母の御子』の3曲。

どれもよくレッスンに登場する曲です…というか人気が偏っていて、他のカタロニア民謡集の曲をレッスンしたことは31年のレッスン生活で1度もないんです。

リョベート「カタロニア民謡集」楽譜

楽譜の紹介を

現代ギター 1991年8月臨時増刊 リョベートのすべて

リョベートの生涯や奏法についても読み直そうと、現代ギターの1991年8月臨時増刊を引っ張り出してきました。

若かりし頃に入手しておいた資料は今でも役立っています。そのせいで我が家の書庫は満杯で片付かないけどね。

現代ギター1991年8月臨時増刊 リョベート

ヨーロッパやアメリカなどを演奏旅行したことなどからも、その活躍ぶりがうかがえます。

近代ギターの父と言われるタレガに師事したけれど、目指す音楽は違っていたよう。「タレガは古典の弦楽四重奏の純粋さを、リョベートはオーケストラの華麗さをギターに求めた」という表現はなかなか面白かった。詳しくはタレガの弟子プジョールが書いた「タレガの生涯」をお読みください。

「カタロニア民謡集」の楽譜も13曲が掲載されていて、運指が工夫されているので参考にしたけど『聖母の御子』は弾きやすいからと変則チューニング「6弦=D」「5弦=G」になっていたから不採用…残念。

現代ギター社 クラシックギター名曲てんこもり BOOK

アズール・ギター教室のレッスンでよく使用している、現代ギター社の人気シリーズです。他にも有名曲がたくさん収載されているから買っておいて損はない曲集です。

「アメリアの遺言」と「聖母の御子」はVol.1に収載されています。

「盗賊の歌」はVol.3に収載されています。

ミゲル・リョベート・ギター作品集〜オリジナル作品と編曲作品〜

「カタロニア民謡集」の全曲や、他のリョベートの作曲や編曲に興味のある方にオススメ。

リョベート本人のCD

我が家の書庫にはCDがたくさんあるんです。

これも若かりし頃に買い集めたもので、Miguel Llobet「The Complete Guitar Recordings」という、リョベートの1925年~1929年の録音を集めたものだ。

リョベート自演CD

電気録音(マイクロフォンを通しての録音)が始まったのが1925年だからかなり初期のものだ。ザラザラした趣のある音の感じもまた良い。

『アメリアの遺言』が入っているけど、こんなイメージだったのね。もっと陰鬱な暗い感じかと思ってた。

CDには他にもカタロニア民謡集から『商人の娘』『哀歌』『先生』、自作以外にもJ.S.バッハ、F.ソル、N.Costeの作品や弟子のマリア・ルイサ・アニードとの2重奏も収録されています。

まとめ

レッスンを通じて、僕もより勉強ができるのは嬉しい。熱心な生徒さんたちに感謝です!

これからも良いレッスンができるよう、僕自身も練習や勉強を続けていきます。

  • この記事を書いた人
アズール・ギター教室 代表 山口直樹

山口 直樹

アズール・ギター教室 代表

名古屋生まれの名古屋育ちです。

「多くの方にギターの楽しさを知ってもらいたい」と、1995年に4年間務めた一般企業を退職してアズール・ギター教室を設立しました。

ギターを弾くことやレッスンすることが大好きで、楽器や関連グッズの探索はカレーと同じくらい大好物。