生徒さんからカタロニア民謡集のレッスンをリクエストされたから、この機会に久しぶりに楽譜の見直ししました。
リョベートの編曲となってはいるけど、ギターの特性を生かした編曲は「作曲」したといえるくらいの完成度の高さで、ギターの響きをよく生かしていて弾いていて楽しい曲です。
リョベート「カタロニア民謡集」
普段からレッスンしている曲だけど、新たな視点で楽譜を読むと発見があるはず。
多くの教則本や楽譜集に掲載されているけど、まずはこちらの楽譜をもとに再チェックに取り掛かることにしました。

盗賊の唄(カタロニア民謡・M.リョベート編)
まずはどんな曲か、1曲聴いてみてください。
そういえばこのドイツ製のクラシックギター、いい音がしそうで気になるんだよなぁ。いつか弾いてみたい。
楽譜のチェックを
まずは、古くからあるスペインのUnion Musical(UME)の「Diez Canciones Populares Catalanas」をチェック。
ただし今回チェックするのは時間の関係でリクエストのあった、『アメリアの遺言』『盗賊の唄』、それからカタロニア民謡だけどこの楽譜集には掲載されていない『聖母の御子』の3曲。
どれもよくレッスンに登場する曲です。

現代ギター 1991年8月臨時増刊 リョベートのすべて
よい機会なので、リョベートの生涯や奏法についても読み直すことにしました。現代ギターの1991年8月臨時増刊です。
若かりし頃に入手しておいた資料は今でも役立っています。そのおかげで我が家の書庫は満杯で片付かないけど。

ヨーロッパやアメリカなどを演奏旅行したことなど、その活躍ぶりがうかがえます。
近代ギターの父と言われるタレガに師事したけれど、目指す音楽は違っていたようで、「タレガは古典の弦楽四重奏の純粋さを、リョベートはオーケストラの華麗さをギターに求めた」という表現はなかなか面白かった。詳しくは弟子のプジョールが書いた「タレガの生涯」をお読みください。
「カタロニア民謡集」の楽譜も13曲が掲載されていて指運が工夫されているので参考にしたけど、『聖母の御子』は弾きやすいからと変則チューニングになっていて「6弦=D」「5弦=G」になっているから不採用…残念。
現代ギター社 クラシックギター名曲てんこもり BOOK
アズール・ギター教室のレッスンでよく使用している、現代ギター社の人気シリーズです。他にも有名曲がたくさん収載されているから買っておいて損はないです。
「アメリアの遺言」と「聖母の御子」はVol.1に収載されています。
「盗賊の歌」はVol.3に収載されています。
ミゲル・リョベート・ギター作品集〜オリジナル作品と編曲作品〜
「カタロニア民謡集」の全曲や他のリョベートの曲に興味のある方は、こちらがオススメ。
リョベートのCD
我が家の書庫にはCDがたくさんあるんです。
これも若かりし頃に買い集めたもので、Miguel Llobet「The Complete Guitar Recordings」という、リョベートの1925年~1929年の録音を集めたものだ。

とても古い録音で、ザラザラした趣のある感じもまた良いね。これは『アメリアの遺言』だけど、こんなイメージだったのね。もっと陰鬱な暗い感じかと思ってた。
他にもカタロニア民謡集からは『商人の娘』『哀歌』『先生』、自作以外にもJ.S.バッハ、F.ソル、N.Costeの作品や弟子のマリア・ルイサ・アニードとの2重奏も収録されています。
まとめ
レッスンを通じて、僕もより勉強ができるのは嬉しいこと。
熱心な生徒さんたちに感謝!これからもリクエストなどあればできるだけ対応しますね。


