F.タレガ作曲の「エンデチャとオレムス」をレッスンする機会があったので、久しぶりに楽譜を再チェックしました。
タレガの遺作
フランシスコ・タレガ(1852-1904)といえば、クラシックギターの曲では圧倒的に有名な「アルハンブラの思い出」の作曲者としてよく知られています。
最近では生徒さんから「聴いたことがない曲」と言われて悲しいこともありますが…。
エンデチャとオレムス
2つの短い曲が一対となったもので、エンデチャは「哀歌」、オレムスは「祈り」という意味。
1909年に57歳で亡くなる2週間前に作曲された、タレガの遺作です。
Youtubeでいくつか視聴した中で気に入った動画は、ギリシャ出身のギタリスト Antigoni Goni(アンティゴーニ・ゴーニ)のもの。
ロマニリョスのギターの音色も良いですね。
オレムスの元ネタ(?)曲
現代ギター社版の楽譜集に「この曲はシューマンの小品の一部」と解説があったけど、僕がこの曲を初めて弾いたときには情報がなくて、どの曲なのかは分からなかったことを思い出しました。
現在はネットで情報を得られるようになったので検索してみたら、ローベルト・シューマン作曲「20のアルバム・リーフ」の第5曲「幻想的舞曲」主題が一部使われていることが分かったので、さっそく聴いてみました。
ホントだ!大発見。
お気に入りのCD
懐かしくなって、よく聴いていたタレガのCDを引っ張り出してきました。
David Russellが演奏する『Tárrega: Integral de Guitarra(タレガ:ギター作品全集)』。分厚い2枚組のCDケースが時代を感じますね(笑)

楽譜の紹介
使用する楽譜はできるだけ原典に近いものが良いので、こちらが入手しやすくてオススメです。

左)原典に近い安心の現代ギター社標準版。「挽歌とオレムス(前奏曲)」という訳のタイトルで掲載されています。
右)タレガの伝記や、有名曲の奏法解説や楽譜など情報が盛りだくさん。現在は表紙が以下のものに変わっています。
「エンデチャ+オレムス」というタイトルで楽譜と奏法解説が掲載されています。

僕が最初に弾いた時に使った楽譜も、久しぶりに見てみました。
〔演奏会用〕上級者のための ギター名曲集20 速水武志/編
しっかり使っていたからボロボロだけど、僕の大切な思い出の詰まった楽譜集だ。
僕が最初に習った、速水武志先生の編集したものなんです。もう絶版だと思うけど。
偶然なのか手が覚えていたのか。現代ギター社版で弾きにくい個所の運指を変更したんだけど、速水先生の楽譜と同じになってた…先生、さすがだわ。
まとめ
生徒さんにレッスンする機会に、過去に弾いた曲をチェックし直して弾くのは楽しい。
これで生徒さんにもしっかりとレッスンできます。
この曲を弾きたい生徒さんは、ぜひリクエストください!

