アコギのためのピックアップ&エフェクター講座の【導入編】第1回と【導入編】第2回に続き、【実践編】を行いました。
【実践編 第1回】はエフェクター講座
5月に行う教室の交流会でお披露目する曲に合わせた内容のため、【導入編】のときとは違い【実践編】は個人レッスンにしました。
本当は楽器店でアコギ用のピックアップやエフェクターの試奏ができるといいんだけど、名古屋では品ぞろえが豊富な店がないので難しい。やはり機材は実際に使ってもらわないと分からない事がたくさんあるので、僕の機材を試奏してもらいました。
ああ、床がゴチャゴチャして金山駅前教室(名古屋市中区)がゴミ屋敷状態に…。そろそろエフェクトボードを組まないと、整理がつかないなぁ。
生徒さんが演奏している曲は、チョン・スンハの『Felicity』です。
Felicity - Sungha Jung
ボディーヒットやタッピングなどを多用する派手な曲なので、一般的なピエゾピックアップのギターでは、こんな迫力のある音は出せない。
動画でもマグネチック・ピックアップも装着しているのが確認できますね。やはりフィンガースタイルの曲を演奏するには、2ピックアップ・システムがあると楽しいです。
この生徒さん、以前のギターはピエゾピックアップだったので、ボディーヒットの音はほとんど拾っていなかった。でも大きな音を出そうと力強くギターを叩いていたから、表面板を割ってしまいました…パワフル!?
以前に撮ったものだけど、上部が手の形に割れていますね。ギターの叩き過ぎには注意しましょう!
買い替えられたギターにはスカイソニックのピックアップを装着したで、もう大丈夫!
【実践編 第2回】はプリアンプの聴き比べ
前回の講座で、エフェクターやケーブルによって出る音が違うのは良く分かったけど、プリアンプについてはピンとこなかったよう。
そこで後日、鳴海教室(名古屋市緑区)で【実践編 第2回】を行いました。
前回はL.R.BaggsのDIを使ってもらったけど、Skysonic向けに開発されたプリアンプが秋に発売されていたので、試しに僕が購入して弾き比べてもらいました。あ~、また人柱に…。
良い音を出そうと思ったら、手間や費用を惜しまないこと。また買い物の言い訳が…でも、勉強代を惜しんだらダメですよ~(笑)
ギター本体や機材は、場所や時間、曲を変えながら何度も使うことで分かってくることがあるんです。
生徒さんは、2種類のプリアンプと、ピックアップ直を切り替えながら60分間、弾きまくって楽しそうでした。
やはりプリアンプを使うと、音が魅力的になる。しかも機種によっても音が違うのは発見でした。僕も音の差を客観的に聴けたので、勉強になりました。
※興味のある生徒さんには情報提供しますので、レッスンのときにお尋ねください。