クラシックギター教室

【弦レビュー】サバレスCantiga PREMIUMとオーガスチンPARAGON

2019年9月5日

愛用のイタリア製クラシックギターに合う弦探しを再開しましたよ。

2ヶ月前まではヴァイオリンと合わせることを前提に、音が柔らかく豊かな鳴りのオーガスチン社「リーガル/赤」を使っていたけど、ソロ曲が中心になったら少し物足りなさを感じてきたんです。

 

今回の弦は

  • 低音弦はサバレス社「カンティーガ・プレミアム」のノーマルテンション
  • 高音弦はオーガスチン社「パラゴン」のミディアムテンション

という、お気に入りの弦を組み合わせてみました。

パラゴンカンティーガなんて言うと、まるで怪獣映画のよう。どちらも強そうな名前だ(笑)と一人でウケてた。

cantiga premiamとPARAGON

低音弦

サバレスの最新低音弦「カンティーガ・プレミアム」は、重厚感や輝きがあるのにクリアな音なので気に入っています。しかもサバレスのピーンという個性も感じられキレイに響きます。

しかも従来の「カンティーガ」より耐久性がアップしたから、定番のオーガスチンと同じくらい使えます。

 

高音弦

オーガスチンの最新高音弦です。「パラゴン」はフロロカーボン弦によくあるハッキリとした音だけど、太くて包容力のある音色です。サバレスだとキンキンとてしまうギターに向いています。

 

問題発生だ!

「クラシックギター弦のドリームチームや~!」って感じ(自己満足)で期待して張ってみたけど、あらら…ハイポジションの音程が合いません(泣)

 

サグレラス作曲「はちすずめ」

生徒さんが持ってきたサグレラス作曲「はちすずめ」の下読みをしてみたんだけど…指板全体を使うから、音程のズレがバッチリ分かってしまい気分が悪い。

1弦だけがハイポジションに進んでいくと、音程が低くなっていきます。ダメだこりゃ。

実験なので3日ほど様子を見てみたけど、安定した状態になってもこの通り1弦だけがズレています。

1弦の解放弦

チューニングE

1弦の7フレット

チューニングB

別のギターに使った「パラゴン」は問題なかったから、たまたまハズレの弦だったのかも。

とにかく音痴の弦では練習できないので、次に準備していたオプティマ社のフロロカーボン弦に交換したら音程はバッチリ合いましたよ!

 

まとめ

弦が音痴だったら諦めて交換しましょう…弦は不良でも返品できないし、音程が合わないまま弾くことはできないからね。

次は高音弦をすべてオプティマのフロロカーボン弦にする予定です。

皆さんも自分のギターで弦をあれこれ試して、相性の良いお気に入りを見つけてくださいね!

 

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  • この記事を書いた人
アズール・ギター教室 代表

山口 直樹

アズール・ギター教室 代表

名古屋生まれの名古屋育ち。

1995年に「多くの方にギターの楽しさを知ってもらいたい」と、4年間務めた一般企業を退職してアズール・ギター教室を設立しました。

ギターを弾くことやレッスンすることが大好きで、楽器や関連グッズの探索はカレーと同じくらい大好物です。