今年の冬は乾燥が激しかったから、ギターがたくさん割れました…これで修理4本目だよ(泣)
もっとも、直すのは僕ではなく、信頼できるリペアマンにお願いしていますが。
表面板のセンター割れ
今回は、鳴海教室(名古屋市緑区)に通う生徒さんから『自分のギターも割れている気がする』って相談されたのでお預かりしました。
このブログでギター修理の記事(生徒さんのギターが割れた~)を読んで、自分のギターをよく見てみたら気づいたそうです。
ギターの中にLEDライトを入れて、部屋を暗くするとこの通り。表面板の真ん中にできた隙間から光が漏れてきました。残念ながら割れてますねぇ。
表面板はもともと2枚の板を張り合わせて作ってあるから、乾燥で木が縮むと真ん中の継ぎ目で割れることが多いんです。
ギターの内部
画像では表面板の裏に貼ってある力木(ちからぎ / ブレーシング)も見えますね。
この画像は岐阜県にあるギターメーカー『タカミネ』の工場見学のときに撮ったものだけど、ギターの内部はこうなっているんですよ。
左)アコースティックギター 右)クラシックギター
修理完了
もっとも簡易で安価な方法で修理したけど、発見が早かったので割とキレイに直りました。
表から見てもこの通り。さすがに、光にかざすと割れた部分の痕は見えるけど。
まとめ
良いギターは強度がシビアに作られているから良く鳴る半面、環境の変化に弱くなります。
日頃から自分のギターに気を配り、不具合があれば早めに対処されることをお勧めします。