日曜日の夕方に、アコギのためのピックアップ&エフェクター講座【導入編】第2回目を開催しました。
金山駅前教室(名古屋市中区)のレッスン室は、1対1の個人レッスンには十分な広さだけど、今日は講義形式のグループレッスンなので寿司詰め状態。皆さんの関心の高さがうかがえます。
まずは僕のデモ演奏
最初は僕がLarrivee C-10(with SKYSONIC PRO1)を使って、フィンガースタイルの曲をデモ演奏しました。
- City Of Tokyo(岡崎倫典) 【レギュラーチューニング】
- Bayside Resort(岡崎倫典) 【D G D G B D】
- Shadowy Key(中川イサト) 【C G E♭ G B♭ D 】
- HARD RAIN(押尾コータロー)【G G D G G D】
オープンチューニングも使って低音が順番に低くなっていくよう選曲し、タッピングやボディーヒットなどの奏法も使用したので、ピックアップの性能がよく分かったみたい。(SKYSONICの詳細についてはこちらで)
また、【コーラス】【ディレイ】【リバーブ】などのエフェクターを切り替えながら、その効果を聴き比べてもらいました。
今回は、最近買ったアンプFISHMAN Loudbox Miniが大活躍。しっかりとした音で鳴ってくれるから、弾いていても気持ちいい。ただ、内蔵のコーラスとリバーブを試してみたら、オマケ程度の性能しかなくて音の粗さが気になります。やはり単体のエフェクターと聴き比べるとその性能差は歴然!
同じ腕前で弾いても、使う機材やその使い方によって出る【音】の感動度合いが違ってくる。ギター本体にしても機材にしても普段聴いている音が、自分の音楽を作っているので、より良い音楽を演奏するために【良い音】というものをレッスンや講座で伝えていきたい。
以前、一眼レフカメラのCMに趣味なら、本気で。というキャッチフレーズがあったけど、結構好きです。
ギターの弾き比べ・聴き比べ大会
続いては、生徒さんたちが持ち込んでくれたギターを含め、弾き比べ・聴き比べ大会。
女子がしっかりとタッピング奏法していますね。右手の位置に注目!
集まったアコースティックギターは、
- Gibson J-180 【Skysonic T-903】
- Larrivee C-10 【Skysonic PRO1】
- Taylor 314ce 【ES1】
- YAMAHA LS-16ARE 【Skysonic T-903】
- K.Yairi YF-O 【Fishman Infinity】
※カッコ内は、装着してあるピックアップ
ES1やFishmanは高音が強調されたピエゾピックアップの音。アコギの高音弦の音は細いので、太くプリッとした音になるのはメリットでもあります。まさにエレアコサウンド!という感じで聞き馴染みがあり、弾き語りやバンドに合う音です。
フィンガースタイルの演奏には、やはりSKYSONICが有利。マグネットピックアップはかなり低い音が拾えるし、コンデンサーマイクでボディーを叩く音もしっかりと拾うので、押尾コータローのような演奏にはピッタリです。
生徒さんたちがギターを持ち寄ってくれたので、ギター本体やピックアップの違いをよく聴き比べられました。『どのピックアップが良いか』ということではなく、演奏する音楽や好みに合わせて使い分けると良いと思います。
YAMAHA サイレントギターを弾き比べ
また、アズール・ギター教室の生徒さんで所有率の高いYAMAHA サイレントギターの持ち込みが3本ありました。
- SLG200S(スチール弦仕様)
- SLG110S(スチール弦仕様)
- SLG110N(ナイロン弦仕様)
ヘッドホンを使用すれば自分にしか音が聴こえないから、『夜に練習したい』という場合に有効です。秋に発売になったばかりの新型、SLG200Sは操作系や見た目のカッコ良さなどが進歩していました。
※詳しくはこちらの記事をご覧ください。
もう一つの利点は、アンプにつなげばエレアコになるということ。分解してコンパクトに運べるのも良いですね。
アズール・ギター教室の生徒さんには、
ギター、ピックアップやエフェクターなどの機材について使い方、取り付け、調整などお手伝いします。
また、新規購入を予定されている方にはアドバイスしますので、その場合は必ず購入前にご相談ください。
みんなでギターを楽しみましょう!