ギター教室のレッスンには様々な職業の方が通われているので、生徒さんのお話しを聞くのは楽しい。
ギターを弾くのはスポーツと同じ?
最近、病院でのリハビリを職業としている方と話す機会があった。身長はそれほど高くないけど、ガッチリとした筋肉質のイケメンさん。
ヒョロっとしている割に、お腹周りにはガッチリ(?)と不要なものが付いてきてる僕とは大違いだ…運動しないとね。
スポーツって科学してる
雑談の中で、リハビリやスポーツ科学の話を聞けたけど、ギターの練習にも応用できそうな話題がいくつもあって面白かった。
せっかくなので聞いた話を、勝手にギターの練習に置き換えて考えてみました。
基本が大切
基本動作がブレていると、それが複合して出てくる曲も上手く弾けない部分が出てくるから。やっぱり基礎力は大切だ。
練習の最初にギターの基本的な動作、音階(スケール)やアルペジオを取り入れると良いんだけど、皆さん、弾いてます?
失敗しても良い!
上手く弾けないとき、やみくもに何度も弾いてしまう事ってあるよね。
でも重要なのは「修正」することなので、
弾いて失敗する→修正すべき点を見つける→頭で正しく弾けるよう修正してイメージ→再び弾いて確認する
というプロセスがオススメ。
生徒さんの中には「失敗はダメなこと」と思われてる方もいるけど、「次に失敗しないように」と考える方が良いですよ。
トレーニングと練習に分ける
ギターの練習ってひとくくりに考えるけど、「トレーニング」と「練習」に分けると分かりやすい。
トレーニング
筋力や持久力を鍛えること。
筋力をつけようと思う場合、同じ運動の動作を5分→10分→15分と長時間できるようになっても筋力アップとはあまり関係ないって。それはスタミナが付いただけ。
筋力をつけるのが目的なら、同じ5分の中で「動作を大きくする」「負荷を大きくする」など、メニューを変えていくと良いって。
要するに、音階を「長時間弾ける」ようにするか「速く弾ける」ようにするかで方法が変わってくるんだね。
練習
「自転車に乗れるように」ということが目的なら「何回練習するか」ではなく、工夫しながら「1回乗れるまで何度も練習する」ことが重要。
ちなみに、「トレーニング」で得たものは止めると失われていくけど、「練習」で得たものは失われないんだって。確かに自転車には何年も乗ってないけど、また乗れると思う。ただ、「速く進もう」と思ったら腿はパンパンになりそうだ。
まとめ
誰でも生まれつき自転車に乗れる訳ではないのと同じで、ギターも弾き方は徐々に覚えていけば良いんです。
最後に、「左手で箸を使えますか?」って尋ねられたけど、右利きの僕には全く無理だ。でもその方曰く「それは左手で箸を使う訓練をしていないから」だって。
一緒に上達していきましょう!