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クラシックギター教室

ギターのリペアとチューンアップ

2014年4月9日

たびたびお世話になっているギターのリペアマンのところへ行ってきました。名古屋市内なのでチョッとしたメンテナンスも気軽にお願い出来るので助かってます。

今までにリペア(修理・調整)とチューンアップをしてもらったLarriveeのアコギが3本とも調子が良い。そこで他のギターもお願いしようと、残りの所有ギターを車に積み込み、リペアマンのところへGOです!

repair

これじゃあ、まるで行商ですねぇ。今回はアコギに加え、クラシックギターのチューンナップもお願いすることにした。でも、あまりにも多くのギターを持って行ったので驚かれてしまいましたが。

チューンナップの内容は?

何だかギターの音像がハッキリとせずボワ~ッとした感じだったので『しっかりした音で、大きな音量が出るように』と調整を依頼しました。

作業内容は、サドル(ボディ側の弦が載っている部品)の底面を平らに修正した後、さらに各弦のバランスが良くなるよう調整するとのこと。

サドルの底が密着していないと弦のエネルギーがギターに十分伝わらずロスが出てしまう。リペアマンによると、サドルの作りが甘くて密着していないギターが多いそうです。

このリペアマンの凄いところは、そこからさらに各弦のバランスを聴き取って、音量や音圧を調整してしまうところ。

B.Martin saddle

この作業は地味なようでも、
【弾いて弦のバランスを聴き取る】
【弦を緩めてサドルを外し、出過ぎている部分の底面を削る】
【サドルを元に戻し弦を張る】
を何度も繰り返すので、ものすごく時間がかかるそうだ。でも手間をかけるからこそ、ギターがしっかりした音になる。

続いては、溝が削れて弦高が低くなっていたナット(ヘッド側の弦の載っている部品)の交換。弦高が少し高くなったけど、ビビリ音がなくなり押さえやすくなった。

B.Martin Nut

この2点をいじっただけで、以前はボワ~ッとしていた音にしっかりと腰が出て、ギターの音量や音質のバランスが良くなった。さすが腕利きリペアマンの仕事!

ギターは時間が経つと変化するので、バランスが崩れてきたら、必要に応じて調整して良いコンディションで弾きましょう!上達の助けになりますよ。