個人製作家の工房にお邪魔して、クラシックギターの弾き比べをしてきました。
先月はクラシックギター専門店で、いろいろな国の製作家のものを弾き、お国柄や個性の違いなどを比べたけど、今回は同じ製作家が同じ時期に製作したもの。
ズラリと並んだ、出来立てのクラシックギターが6本(!)。順番に試奏していくと、音に重みがあるものや、カラッとした音のものなど様々。高音と低音のバランスなども、1本いっぽん違うから面白い。
でも、ただ弾くだけじゃなく、その1本いっぽんに対してコメントを求められるのでドキドキです。熱心な製作家なので、しっかりとメモを取られるし。責任重大だ。
今回コメントした中で、『そういう指摘は珍しい』と言われた件があった。ここ2年くらい、ヴァイオリン奏者の石田先生に合奏していただいているおかげで、僕のギターに対する聴き方や見方、弾き方も変わってきたみたいだ。
演奏する側も、製作する側も、勉強は続きます。
製作した方を前にして弾くのはプレッシャーがあるけど、こういうことを10年以上も続けられているのは、非常にありがたいことです。