アコースティックギター教室

【しくじり先生】中古のギターのサドルが…

2016年12月21日

僕がメインで弾いているアコギは、Larrivee(ラリヴィー)のCタイプ。

1990年代前半のカナダ製が欲しかったので、何年も探して中古で入手したものです。

現在のカリフォルニア工場で製作されたアメリカ製のものよりも、カナダ製の方が魅力を感じる。【ラリヴィー=カナダ】っていう僕のイメージの問題だと思うけど、手作り感があるんです。

一本いっぽんの弦の音が太く、指板の幅が若干広いので指弾きにはピッタリ!

そんな念願のラリヴィーにSKYSONIC PRO1というピックアップを装着して、レッスンや練習で楽しく弾いていたけど、何だか調子が悪い。音が鈍いし伸びがイマイチだ。

入手したときはあまり気にならなかったのに、『恋は盲目』ってやつだったかな?自分で弾き込んでいくと音が変わってくるのは普通だけど、悪くなってくるなんて…。

 

もしかして弦が悪いのか?

ピックアップを装着してもらった時に、いつも使っているお気に入り弦【ダダリオ EJ16】を張ってもらったので問題なさそうだけど『きっと相性が悪かったんだ』って、ギター可愛さで弦のせいにしてみた。

そこで、以前から試したかった新製品の【SAVAREZ(サバレス) アコギ弦】に交換。クラシックギター弦で有名なメーカーが発表したアコギ弦なので、期待が持てます!

クラシックギター弦はサバレスのものを一番よく使ってるし。

1週間ほどレッスンで使っていたら、太くて重みのある落ち着いた音になり、以前よりは良くなった。でも音の鈍さが気になります。

きっと相性が悪いんだろう…って(諦めないよ!)、ダダリオの新製品【ニッケル・ブロンズ弦】に交換してみました。ネットのレビューで評価が高かったので期待して。

あらら…軽くて締まりのない音になってしまった。まるでエレキギターを生で弾いてる感じだ。

ここまで弦を変えても良くならないなんて、ショック!

 

ブリッジを点検

どう考えても弦の振動がボディーに上手く伝わっていない気がしたので、サドル(弦を支える白い部品)を外してみたら…ガーン。

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何とサドルの下から、金属のプレートが出てきた。この板で弦高を上げていたとは…。これが原因で弦の振動が上手く伝わっていなかったんだ。

中古ギター、恐るべし。っていうか、完全に僕のチェックミスだけど。

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リペアに出した

ギターは適時、リペアマンに調整をしてもらっているけど、今回は緊急入院。全体の点検・調整と、新しいサドルの製作を依頼しました。

中古のギターはネックの調整が必要だったり、ブレーシングが外れていたり、何かと手間がかかる。でも手をかけた分、愛着がわくのはギターヲタ好きだからなのかなぁ?

 

3週間の入院に

リペアマンに調べてもらったら、アルミの板の下から小さな木片が出てきました。

前のオーナーのときに無茶な方法で弦高調整をしたみたい。これじゃあ、音がキレイに出るはずがない。

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退院後は新たに牛骨で作ってもらったサドルになり、しっかりと調整がされていて弾き心地が良くなった。ようやくアコギらしいシャラーンとした煌びやかな音色が出てきました。ホッ。

お気に入りギターでレッスンや練習を頑張ろっと。

  • この記事を書いた人
アズール・ギター教室 代表

山口 直樹

アズール・ギター教室 代表

名古屋生まれの名古屋育ち。

1995年に「ギターの楽しさを多くの方に知ってもらいたい」と、4年間務めた一般企業を退職してアズール・ギター教室を設立。現在も名古屋市と知多市の5ヶ所の教室を運営中。

ギターを弾くことやレッスンが大好きで、楽器や関連グッズの探索はカレーと同じくらい大好物!