僕がメインで弾いているアコギは、Larrivee(ラリヴィー)のCタイプ。
1990年代前半のカナダ製が欲しかったので、何年も探して中古で入手したものです。
現在のカリフォルニア工場で製作されたアメリカ製のものよりも、カナダ製の方が魅力を感じる。【ラリヴィー=カナダ】っていう僕のイメージの問題だと思うけど、手作り感があるんです。
一本いっぽんの弦の音が太く、指板の幅が若干広いので指弾きにはピッタリ!
そんな念願のラリヴィーにSKYSONIC PRO1というピックアップを装着して、レッスンや練習で楽しく弾いていたけど、何だか調子が悪い。音が鈍いし伸びがイマイチだ。
入手したときはあまり気にならなかったのに、『恋は盲目』ってやつだったかな?自分で弾き込んでいくと音が変わってくるのは普通だけど、悪くなってくるなんて…。
もしかして弦が悪いのか?
ピックアップを装着してもらった時に、いつも使っているお気に入り弦【ダダリオ EJ16】を張ってもらったので問題なさそうだけど『きっと相性が悪かったんだ』って、ギター可愛さで弦のせいにしてみた。
そこで、以前から試したかった新製品の【SAVAREZ(サバレス) アコギ弦】に交換。クラシックギター弦で有名なメーカーが発表したアコギ弦なので、期待が持てます!
クラシックギター弦はサバレスのものを一番よく使ってるし。
1週間ほどレッスンで使っていたら、太くて重みのある落ち着いた音になり、以前よりは良くなった。でも音の鈍さが気になります。
きっと相性が悪いんだろう…って(諦めないよ!)、ダダリオの新製品【ニッケル・ブロンズ弦】に交換してみました。ネットのレビューで評価が高かったので期待して。
あらら…軽くて締まりのない音になってしまった。まるでエレキギターを生で弾いてる感じだ。
ここまで弦を変えても良くならないなんて、ショック!
ブリッジを点検
どう考えても弦の振動がボディーに上手く伝わっていない気がしたので、サドル(弦を支える白い部品)を外してみたら…ガーン。
何とサドルの下から、金属のプレートが出てきた。この板で弦高を上げていたとは…。これが原因で弦の振動が上手く伝わっていなかったんだ。
中古ギター、恐るべし。っていうか、完全に僕のチェックミスだけど。
リペアに出した
ギターは適時、リペアマンに調整をしてもらっているけど、今回は緊急入院。全体の点検・調整と、新しいサドルの製作を依頼しました。
中古のギターはネックの調整が必要だったり、ブレーシングが外れていたり、何かと手間がかかる。でも手をかけた分、愛着がわくのはギターヲタ好きだからなのかなぁ?
3週間の入院に
リペアマンに調べてもらったら、アルミの板の下から小さな木片が出てきました。
前のオーナーのときに無茶な方法で弦高調整をしたみたい。これじゃあ、音がキレイに出るはずがない。
退院後は新たに牛骨で作ってもらったサドルになり、しっかりと調整がされていて弾き心地が良くなった。ようやくアコギらしいシャラーンとした煌びやかな音色が出てきました。ホッ。
お気に入りギターでレッスンや練習を頑張ろっと。