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ギター&便利グッズ情報

生徒さんとギターを選びに~2016.12

2016年12月26日

レッスンの時に生徒さんから、『ギターを替えたいけど、どんなもの選んだら良いか分からなくて…』と相談されました。

いま使っているギターだと音が出にくいし、思うような表現ができないのでグレードアップしたくなったそう。でも、楽器店に足を運んで実物を見たり、カタログを集めたりネットで調べてみても、どれを選んだら正解かが分からないとのこと。

 

ギター選びはよく分からない?

確かに、カタログなどでスペックを見ると、

表面板:スプルース単板
裏横板:ローズウッド単板
ネック:マホガニー
指板:エボニー
弦長:650mm

みたいに材料やサイズが書いてあるけど、スペックと画像からではデザイン以外の違いはほとんど分からないですね。

さらに説明文を読んでも【力強い音】【豊かであたたかみのある】【広いダイナミックレンジ】など、どれも良さそうな言葉が並んでいるから、結局どれが良いのかはますます分からなくなってします。

だから、『同じ品番のものでも、●●●楽器店の方が値引きが大きい』みたいな結論に帰結してしまう…恐ろしいことです。ブルブル((;゚ェ゚;))

ギターは音楽を演奏するのためのものなので、しっかり弾いて選びましょうね。

 

ギターは実際に弾きましょう!

生徒さんにギター選びのアドバイスをするときは、『ギターは宝くじのような運頼みではなく、実際に弾けばハズレを避けられる』とお伝えしています。あと、同じ品番の同じ価格のものでも、弾き心地や音に差があることも。ギターは個体差が大きいんです。

そんなお話しをしていても、この生徒さんは
『楽器店に行って実際に弾いてもよく分からないので…』
と心配そう。

僕は失敗も勉強のうちと思って実践してきたけど、勉強代をだいぶ使ったなあ…現在も勉強の途中かも。

もしイマイチなものを買ってしまったことが分かっても簡単には買い替えできないだろうし、そのまま使い続けて『弾きにくい』とか『音が気持ち良く出ない』とかでギターを楽しめなかったら残念だ。

僕としてもその状態でレッスンするのは辛いので、出来るだけアドバイスやお手伝いをしています。

あと生徒さんたちにお願いですが、相談はギターを買う前にしましょう。
『これを買ったけど、どうですか?』
と聞かれたら、誰でも困りますから(笑)

 

一緒にギター選びに出かけた

今回は僕も興味のあるギターだったしスケジュールが合ったので、一緒にギターを選びに行くことにしました。購入する気がなく試奏に行くのは気が引けるけど、購入予定の方と一緒に行くなら、僕も心置きなく試奏できるし!

あらかじめ連絡しておいたので、同じ品番のものを3本用意しておいてもらえました。簡単な説明を聞いたところで、生徒さんを前にさっそく試奏です。

1本目 低音は良い感じだったけど高音とのバランスが気になった。使用している弦の事を尋ねたりしながら弾いていくけど、やっぱり気になる。

2本目 透き通った音色で好感触!コントロールしやすいし、和音を弾いたときも上手く音が混ざりあっています。

3本目 音の太さがありよく響くので、弾いていても気持ちいい。バランスが良いので、これもなかなか!木目はこれが一番魅力的だった。

というのが第一印象。その後、ギターを取っ替え引っ替えしながら試奏を続けること30分…弾きすぎ?

 

生徒さんも試奏

僕が弾くのを聴いていた生徒さんからは『先生が良いと思うモノで良い』なんて言われました。

人前で試奏するのは気が引けるみたい。でもせっかくの機会だから『ぜひっ』て試奏を促してみました。

生徒さんも自分の手で弾いてみると、同じサイズなのに弦の張りが違うし、弾き心地や音の響きも違うのが分かったよう。やはり、自分で実際に触らないと分からないことってあるんですよ。

ギターの音は、人が弾いているのを聴くのと、自分で弾くのを聴くのでは印象が大きく変わってきます。

 

レッスンにご持参

後日、購入されたギター(2本目のものでした)をレッスンにご持参されました。

『う~ん、やっぱり違いますねぇ。もう弾かないだろうから、前のギターは早々に売ってしまいました』とのこと。行動の早い方です。

お気に入りのギターが見つかって良かったですね。これからもギターを楽しんでください!

 

ご了承ください

ギターや関連グッズに関するアドバイスは、これから入会される方、受講中の生徒さんへのサービスとして無料で行っています。
当教室は楽器店ではありませんし、楽器販売を目的としたギター教室でもありませんので、一般の方からの質問・相談はお受けしておりません。