ギター&便利グッズ情報

生徒さんとギターを選びに~2017.12

2017年12月24日

今年の冬はギターを購入したり、買い替えされる方が多くて驚いています。

ギターは値段ではなく『どのくらい気に入っているか』が大切だと思っているけど、ギターを弾くことに加え、ギター本体にも関心を持つ生徒さんが増えてきたのは嬉しいことです。

 

一緒にギターを選びに

村治佳織のことを最近知ってギターを始めた50代の女性に、『いいギターが欲しいから』といろいろと質問されました。

ヤフオクでギターを入手され、先月にレッスンをスタートされたばかりなので、まだ先の話だろうと思っていたら『すぐに欲しい』と言われ驚きました。

本来は自分で楽器店をまわって多くのギターを試奏して見つけるのが理想的なんだけど、まだほとんど弾けない方なので『自分で選んできてください』というのも何だか不安…。ある程度弾ける方なら『失敗も勉強のうち』とは思うけど。

まあ、僕としても試奏してみたいクラスのギターだったので、午前中にレッスンが無い日、朝10時に待ち合わせして一緒にギター選びに出かけてきました。

『買う気が無いのに試奏する』のは苦手だけど、購入意思のある方と一緒なら心置きなく試奏できるし!もちろん、良いギターが見つからなければ、それとなくお伝えして撤退しますが。

 

ギターと対面

ギター選びに行くことは事前に連絡しておいたので、お目当ての貴重なギターを2本も用意しておいてもらえました。

同じ品番のものが2本揃う機会は、なかなか無いんですよ!

裏横板は何とマダガスカル・ローズウッド。最高級材のハカランダが伐採禁止になり、その代替材として脚光を浴びた綺麗な木目の木材です。

今年の初めにすべてのローズウッドがワシントン条約附属書Ⅱに加わってしまいギター業界に衝撃が走ったけど、それ以前から輸出入の規制を受けている希少材なんですよ。

附属書Ⅱは「現在は必ずしも絶滅の恐れはないが、取引を規制しなければ絶滅の恐れのあるもの」です。国際間の商業取引においては輸出国の輸出許可書等が必要になります。

 

さっそく試奏

最初にギターについての説明を聞いて、生徒さんを前に2本を試奏しました。良いギターを弾けるのは幸せ!

1本目は聴き取りやすいハッキリとした明るい音、2本目は深みがあるけど少しモヤッとしたおとなし目の音でした。

やはり同じグレードでも音色や弾き心地が違いますね。弾き比べは楽しい!状態を問題がないのをチェックしたあと、生徒さんにも弾いてもらいました。

『まだ弾けないから~』と言いながらも音を出すと違いが分かったよう。好みの方を選ばれました。

試奏後には、ギターの保管方法や弦の選び方、ギターの材料の話なども教えてもらい、楽しい時間が過ごせました。

 

まとめ

使用する生徒さんに向けて調整をしてもらうため、ギターを受取るのは1週間後とのこと。

お気に入りのギターが見つかって良かったですね。これからもギターを楽しんでください!

  • この記事を書いた人
アズール・ギター教室 代表

山口 直樹

アズール・ギター教室 代表

名古屋生まれの名古屋育ち。

1995年に「ギターの楽しさを多くの方に知ってもらいたい」と、4年間務めた一般企業を退職してアズール・ギター教室を設立。現在も名古屋市と知多市の5ヶ所の教室を運営中。

ギターを弾くことやレッスンが大好きで、楽器や関連グッズの探索はカレーと同じくらい大好物!