鳴海教室(名古屋市緑区)でアコースティックギターを習っている仲良し母娘生徒さんのレッスンでのこと、
中学生の娘ちゃんのギターをチューニングしたら、なんだか様子が変だし弾きにくかった。
弦高が高過ぎだ
専用のスケールで弦高を計ってみたらビックリ!見るからに弦高が高くて押さえにくそうだったけど、6弦12フレットで3.5mm以上ありました。
ギターや弾く人によって適正値は違うけど、Martinの工場設定は2.38mm~2.78mm、Collingsは2.28mmなので明らかに高すぎだ。
お気に入りのネコステッカーが…
このままだと弾きにくくて、上達に影響が出てしまう…本人は気にしてない様子だけど。
お母さんには対応として、『購入した楽器店に修理に出す』か『ギターの買い替え』をご提案しました。
このギターには可愛いネコのインレイステッカーが貼ってあります。
お母さんと『腕前が上がってきているから、この機会に買い替えも良いね』なんて話してたら、娘ちゃん。
新しいギターには興味津々だけど、『でも、猫のステッカーが…』って残念そう。愛着があるんだね。ギターを大切に思っていてくれて嬉しいです。
ゆっくりお家で相談してくださいね。
ギターの弦高の計り方
こんな感じで6弦の12フレット上に載せて、フレットの上面~弦の下面の間を計ります。端から目盛りの刻まれている定規でもOKです。
ギターを弾く状態で計るのがポイント。ギターの表面板を上向きにして計ると、正確な数値が出ないんです。
このアコースティックギターは2.5mmくらいで適正値でした。この後、1弦側も同じように計ります。
弦高を計る用品
Baroque ストリングアクションルーラー
僕が使っているものはこちら。ステンレス製でカードサイズだからコンパクト。いつもカバンに入れて持ち歩いています。
ダダリオの弦高ゲージ
有名な弦メーカー「ダダリオ」の弦高ゲージは、ステンレス製でカードサイズです。
弦高の計測以外にも、3サイズのレンチ、マイナスとプラスの簡易スクリュードライバーが付いてるから、ギターのジャックの緩みやピックアップの高さ調整といった簡易的な作業にも対応できます。
amazonの画像は旧バージョンだけど、現在は上の新しいデザインになっています。
まとめ
ギターは木材でできているので、気候や経年で変化します。知らないうちに弾きにくい状態になっていることもあるのでご注意ください。
メモ
ギターは同じ型番でも1本いっぽん状態が違うので、慎重に選びましょう。ギター選びに不安のある生徒さんにはメーカーや機種の説明、検品のお手伝いなどしますのでご相談ください。
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