生徒さんから『おすすめのアコースティックギター弦は?』とよく質問されるけど、 答えるのはナカナカ難しい。
ギター弦は多くのメーカーがあるし、素材やゲージ(太さ)など種類も豊富。あと、ギター本体や弾き手との相性もあるからね。
『あれこれ試して、好きなものを使ってね!』なんて答えたら困ってしまうだろうから、僕が使った中からオススメの弦をご紹介します。
迷ったら定番弦を
D'Addario(ダダリオ)EJ16 フォスファーブロンズ Light
アコースティックギター弦で定番中の定番と言えばダダリオ EJ16 でしょう。
安定した品質で値段が手ごろだから、まずはこれを基準にして他の弦を試していくと理解しやすい。
僕は煌びやかで自然な響きが気に入っているので、自分のアコースティックギターには全てこのEJ16を使用しています。
弱点はコーティング弦に比べて錆びやすく、音の劣化も早いこと。でも、1ヶ月に1回交換することで新しい弦の煌びやかな音を毎月楽しめますよ。
頻繁に弦交換をするなら3セットパックがお得です。ダダリオ弦は劣化を防ぐ特殊ポリマーの袋に1セットずつ密封されているから、長期の保管も安心だし。
サビにくい長寿命コーティング弦
Elixir(エリクサー)について
サビに強いコーティング弦と言えば、エリクサーが定番。頻繁に弦交換のできないギター教室のレッスン用ギターには、全てエリクサーを採用しています。
コーティングの効果で弦の表面がツルツルだから、スルッと滑らかにポジション移動できるのもメリット。
『張り替え時の高音質を、コーティングの無い普通の弦より3~5倍も長持ちさせる』とメーカーが宣伝する通り、ノーマル弦に比べて弦交換の回数が減らせています。『サビにくさ』の性能は圧倒的で本当に長持ちします。
Elixir フォスファーブロンズ Light
赤っぽい素材の弦です。明るく煌びやかで深みのある音色なので、ソロギターを弾く方やガンガン弾きたい弾き語りの方に向いています。
僕はブロンズよりも、このフォスファーブロンズの方が好みだ。
Elixir 80/20ブロンズ Light
黄色っぽい素材の弦で、落ち着いたストロークやアルペジオ中心の弾き語りに向いています。
弦に関するよくある質問
オススメのゲージは?
弦は同じシリーズの中にLight(ライトゲージ)やMedium(ミデアムゲージ)といった弦の太さが何種類もあるけど、迷ったらまずはLight(12-53)を使ってみてください。
しばらく弾いてみて、張りが強すぎると感じればCustam light(11-52)や Extra Light(10-47) に、もっと太く豊かな音を出したいならMedium(13-56)に替えましょう。
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まとめ
ギターを買い替えると費用がかかるけど、弦は消耗品だから交換ごとに種類を変えても余分な費用はかからない。しかも、けっこう音が変化します。
自分のギターであれこれ試して、相性の良いお気に入りを見つけてください!
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