名古屋駅で新幹線を待ってます。
僕はレッスンに合わせて生活してるから夜型人間。9時03分の新幹線に乗るために頑張って起きましたよ。
今回の目的地は、昨年(東京ギター探索記2015~楽器店巡り編)とは別の楽器店。東京にはたくさんのギター専門店や楽器店があって、名古屋で見られないような珍しいギターが多くあるんです。
東京に到着!
品川駅で山手線に乗り換えて恵比寿駅まで移動。ホームには「ヱビスビール」のCM曲になっている映画『第三の男』のテーマ曲が流れていました。
目的の楽器店は、1年ほど前にクラシックギターを始められた石田先生が懇意にされているギターショップ『カリス』。恵比寿駅から徒歩2分の便利な場所にあります。開店時刻の11時に待ち合わせです。
僕は初めて行く楽器店だけど、10時55分に恵比寿駅に到着したのでバッチリ!……のはずが、駅の近くでタブレットの地図を見ながらウロウロしているところを、時間になっても到着しないのを心配した石田先生たちに発見されてしまいました。
無事に楽器店に到着
恵比寿駅から出て急な階段を降りると、お店のある建物に到着です。
エレベーターで6階に上がると、そこは普通のマンション。一人で来てたら、入るのに勇気がいるかも。
ギターショップ カリスは、残念ながら2020年12月5日に閉店しました。
マンションのドアを開けると、こじんまりとした店内は明るくて落ち着いた感じだ。
初めて訪ねる楽器店にワクワク
店内に入ると、白髪交じりの店主さんと奥様が出迎えてくださいました。お店の方と親しい石田先生が一緒だったので、初訪問なのに和んだ雰囲気でひと安心。
さっそく試奏を
お目当てのクラシックギターを、さっそく試奏させていただきました。ああ、凄く広がりのある太い音が…。
自分の持って行ったギターを出して弾いてみると、明るくて軽快な音。
製作家の個性やお国柄のせいか、出てくる音の雰囲気が全く違います。音の良し悪しというよりは好みの問題かな。
試奏の小休止
2時間くらい経ったところで小休止。店主さんオススメの斜向かいの蕎麦屋『板蕎麦 香り家』で腹ごしらえ。
板の上に蕎麦を載せるのは山形地方のスタイルだそう。
太麺でしっかりと蕎麦の味がして美味しかった。行列ができる人気店と聞いていたけど、確かに僕らが長話をしている間ずっと、お客さんが入れ替わりながら常に満席でした。
試奏は続くよ、どこまでも!
さて昼食を楽しんだところで楽器店に戻ると先ほどの【イタリア製】のほか、店主さんがお勧めの【ドイツ製】【フランス製】のクラシックギターも出してくださっていました。
僕の【スペインに住む、ドイツ人が製作したもの=スペイン製】も織り混ぜて試奏を再開です!
店主さんも演奏してくださったり、ギター話もたくさんできて楽しい時間!…って気づいたら17時だった。昼休憩を引いても5時間以上、長居が過ぎましたね。
僕の背負ってきたギターがスペイン製が、帰りにはイタリア製に変わってしまいましたが…良いギターに出会えて嬉しい!
穏やかな店主さんと優しい奥様にお礼を言ってお店を後にしました。親切に対応していただき、ありがとうございました。
ヴァイオリンとギターで合奏
そのまま、楽器店から石田先生宅まで移動。
僕の大好きなヴィラ=ロボス作曲『ブラジル風バッハ第5番』のアリアを、ヴァイオリンとギターで合奏。美しいメロディーと石田先生の美しい音色にウットリしながらギターで伴奏するのは至福の時です。
石田先生の【イタリア製】と【フランス製】のクラシックギターもお借りして同じ曲を伴奏したら、ギターの違いで曲の雰囲気。ヴァイオリンの音色や表現まで違って聴こえてくるから不思議だ。
あまりに楽しくて、またまた長居をしてしまいました。夜遅くまでスミマセン。結局、新幹線の予約を遅らせて最終の『のぞみ』で名古屋に戻りました。
名古屋に到着
名古屋駅でJR在来線に乗り換えたら、偶然にも会社帰りの生徒さんと会った。縁があるんですかね。
『カリスというギター専門店に行ってきた』と話したら、何とこの生徒さんも行ったことがあるというではありませんか!金山駅までの1区間なので短い時間だったけど、生徒さんとも話せて楽しかった。
今回も、石田先生と奥様には貴重な時間を割いてお付き合いいただけ感謝です。まさかクラシックギターの専門店に一緒に行けるとは。
合奏だけでなく、素敵なお店も紹介していただき楽しい1日を過ごせました。