石田先生はエレアコも持参されていました。
YAMAHAのCWE-58という機種で、80年代の貴重なエレアコ。現在のAPXシリーズの前身で、Terry's Terryのテリー中本がYAMAHA在籍時代に作り上げた名作です。
深い緑のシースルー塗装に浮かぶメイプルの木目がカッコイイ。しかも、30年前のものとは思えないほど状態が良い。
持参いただいた理由は、僕のエフェクターやプリアンプを試すため。
僕のブログで画像を見て機材を特定して、事前に情報や使い方を調べられたとか。さすが研究熱心だ!
シールドケーブルは【BELDEN(ベルデン)8412+ノイトリック社のフォンプラグ】で揃えてあり、スッキリ、ハッキリとした音色が特徴。1本づつ長さを指定してオーダーしたので、ボード内がきれいに配置できています。ケーブル色が黒・赤・青になっているのは、オーダー時に3色から選べたので色見本的に変えてみただけ。色によって音の違いはないですよ…たぶん。
たまたま【モンスターケーブル JAZZ】も持っていたので、ケーブルによる音の違いも聴いてもらえた。こちらでつなぐと、太くて柔らかい音になるから不思議。15年くらい前のものだけど、まだ現役です。
ギターの試奏
80年代のエレアコ YAMAHA CWE-58と、最新ピックアップSKYSONIC T-903を装着したBugs Gearのアコギを弾き比べしました。テクノロジーの進歩を感じるけど、懐かしいエレアコ・サウンドも面白い。”その時代の音”があることを再確認できた。
更なる収穫は、自分で弾きながらエフェクターの効果を聴こうとしても生音と混ざってしまい分かりにくいけど、石田先生にエフェクターを切り替えながら弾いてもらえたので、客観的に変化が聴けたこと。
また、80年代のエレアコにかけるコーラスは、この当時のピックアップの性能では表現しきれない部分を補う役割があることが分かったのは発見だった。
コーラス・ディレイ・リバーブをかけると、音がどんどん華やかに変化していくのを聴いていた人からは、彦摩呂のような『音のフォトショップや~!』というコメントを頂きました。確かに、同じ演奏をしてもエフェクターの効果で、華やかさ上手に聴こえる。