アコースティックギター教室

ギター弦の交換をレッスンしながら、Youtubeや独学では出来ないことを考えた

2020年8月1日

先月から金山駅前教室(名古屋市中区)でレッスンを受け始められた大学生の男の子が、自分のギターを持参されました。

目標はSHISHAMO、クリープハイプ、安全地帯などをアコースティックギターで弾きたいとのこと。「ギターを買っただけ」という弾けない状態だったので、ゼロからのスタートです。

 

ギターの弦の張り方がぁぁぁ

さっそくソフトケースからギターを出してもらったら、弦の巻き方に違和感が…どこが変だか分かりますか?

アコースティックギターの弦 間違い

生徒さんはギターを購入してから1回、弦を『Youtubeを観ながら、ちゃんと替えた』と言うんだけど…2弦から6弦まで、弦の巻き方向が逆向きになってる!

合っているのは1弦だけだし、巻いてある弦はグネグネだ。弦交換には全部で1時間くらいかかったそう。

弦の巻き方 間違い

 

正しい弦交換をレッスン

僕が『弦を外すところから交換完了まで、15分で出来るよ』とお話しすると、生徒さんは大抵『ホントに?』という顔をされます。

ちょうど弦がサビていたから、良い機会なので弦の交換方法もレッスンすることに。先に僕が1本交換するところを見せて、残りを自分の手で作業してもらいました。

アコースティックギターの弦交換

余分な弦を切ったらハイ出来上がり!スッキリしましたね。弦はヘッドの中央を通るのが正解です。

弦の正しい張り方

他にも交換中にコツをいくつかお話ししたけど、覚えられたかな?

また一緒に弦交換をしましょう!一人で出来るようになるまでお付き合いしますよ。

 

まとめ

生徒さんはこの弦交換を通じて、『独学やYoutubeだけでは出来ないことがある』ということが分かったそうだ。自分では動画と同じように作業したつもりだったけど間違っていたし、それに気付かなかったからね。

基礎力がなかったり、物事の本質が分かっていないと、こういうことって起こります。

ギターのレッスンも同じ。生徒さんが『まあまあ弾けた!』と言っていても、僕は『さて、どこから直そうかなぁ』なんて思っているときがありますから。

これから、目標の曲が弾けるようしっかりとレッスンしますね!もちろんレッスンにYoutubeも活用しますが(笑)

 

  • この記事を書いた人
アズール・ギター教室 代表

山口 直樹

アズール・ギター教室 代表

名古屋生まれの名古屋育ち。

1995年に「ギターの楽しさを多くの方に知ってもらいたい」と、4年間務めた一般企業を退職してアズール・ギター教室を設立。現在も名古屋市と知多市の5ヶ所の教室を運営中。

ギターを弾くことやレッスンが大好きで、楽器や関連グッズの探索はカレーと同じくらい大好物!