ギター&便利グッズ情報

【2024年版】乾燥からギターを守ろう~湿度が低い時は加湿器などでケアを

秋冬は湿度が低いから、ギターのケアは大切です。

空気が乾燥すると肌がカサついたり、ノドが痛くなったりしますよね。

ギターも人間と同じで、乾燥しすぎるとネックが反ったり、表面板が割れたりといったトラブルが起きやすいからお気を付けください。

ギターを保管する最適な環境は?

有名ギターメーカーが推奨する、ギター保管の環境を調べてみました。

  • マーティン(Martin):湿度45〜55%
  • ヤイリギター(K.Yairi):湿度40〜60%
  • テイラー(Taylor):摂氏21℃前後、湿度50%前後(40%~60%)

なるほど。ギターにとって最適な環境って、人間が快適に過ごせる環境と同じだね。

低い湿度からギターを守る、オススメのグッズ!

スチーム式加湿器

湿度が低い時に加湿器を活用すればギターのコンディションだけでなく、風邪をひきやすい時期に自身の健康を保つのにも有効です。

象印 加湿器 2.2Lと3.0L

僕のお気に入りは、象印の電気ポットのようなスチーム式加湿器。いままで何種類も加湿器を使ってきたけど、現在は自宅もギター教室もこのシリーズになりました。
※毎年、型番や本体の色が少し変わるけど、機能は同じです。

おすすめポイント

加熱して作られた蒸気

スチーム式の加湿器は水を過熱して蒸気を出すから、煮沸消毒されていて安心だ。
超音波式は手軽だけど『タンク内の水に菌が繁殖したら、そのままミストとして部屋中にまかれる』って思うと怖いので。

部屋が暖かい

加熱してできた蒸気のおかげで部屋が暖かく、エアコンと併用すると体感温度が1~2℃上がって暖房の効率が良い。

フィルターが無い

普段のお手入れは不要で、残った水を捨ててすすぐだけ。残り水は「濃縮されたカルキ水」なので継ぎ足しでの使用はやめましょう。
フィルターのあるスチーム式加湿器だと、ミネラルやカルシウムでゴテゴテになって掃除が大変だ。

マイナスポイント

お湯を沸かすグツグツ音や、蒸気のシューっという音がやや大きいかな。僕は気にならないけど、小さな音にも神経質な方だと気になるかも。

象印 加湿器 2.2Lと3.0L

木造和室6畳・プレハブ洋室10畳対応

木造和室8畳・プレハブ洋室13畳対応

容量の多い長時間加湿 4.0Lモデル

Boveda(ボヴェダ)49% 楽器用湿度調整剤

ギターのハードケースに加湿や除湿ができる湿度調整剤を入れてるけど、ナカナカ良い感じ。乾燥が進むと純粋な水分だけを放出し、湿度49%以上になると空気中の水分を吸収して45〜55%に維持してくれます。

詳細な記事
Boveda 49RH をアコースティックギターに
【Boveda湿度調整剤】ギターケース内の湿度を49%に保ちたい

ギターはデリケートな楽器なので、湿度の変化に弱い。 湿度が高すぎると、薄い表面板やネックな ...

続きを見る

デジタル温湿度計

湿度管理には、まず部屋の現状を知ることが大切です。

詳細な記事
ThermoPro湿度計 TP55
ギターの湿度管理にデジタル温湿度計がオススメ

ギターにとっては、高い湿度も低い湿度も大敵だ。故障や不調の原因になるからね。 もちろん、風 ...

続きを見る

まとめ

湿度が低いとギターのコンディションが悪くなったり、故障してしまうこともあるから、しっかりと湿度管理することをオススメします。

湿度が高い時期のケア情報は、こちらで

Boveda (ボヴェダ) 49%RH
【2024年版】梅雨の湿気からギターを守ろう~湿度が高い時のケア用品

ギターは湿度の影響を受けやすいから、梅雨などジメジメした時期はコンディショ…

続きを見る

関連記事

関連記事
ギター教室のギター
【2024年版】ギターや関連グッズ情報【まとめページ】

ギターや関連グッズについて、実際にギター教室の代表が試したものをご紹介していま…

続きを見る

  • この記事を書いた人
アズール・ギター教室 代表

山口 直樹

アズール・ギター教室 代表

名古屋生まれの名古屋育ち。

1995年に「ギターの楽しさを多くの方に知ってもらいたい」と、4年間務めた一般企業を退職してアズール・ギター教室を設立。現在も名古屋市と知多市の5ヶ所の教室を運営中。

ギターを弾くことやレッスンが大好きで、楽器や関連グッズの探索はカレーと同じくらい大好物!