長く通って頂いている生徒さんが増えたので、使用されてるギターに故障や不具合がチラホラと見受けられます。
ギターのレッスンだけじゃなく、メンテナンスについても気を配らないといけなくなったな。
ギター糸巻の修理
最近、ギターの糸巻の修理依頼が多いぞ。
今回は金山駅前教室(名古屋市中区)に通う60代の女性のクラシックギター。標準サイズ(650mm)よりも小型な610mmのギターで、小柄な方やシニアの方でも弾きやすいサイズです。
この生徒さんは『弦の交換は苦手』とのこと。
レッスン時に交換作業をお手伝いしてたら、なぜか4弦だけが取れないんです。グイグイと引っ張ってもビクともしない。よく見てみると、弦を巻き取るローラー(白い部品)が壊れて弦を噛んでいる状態だった。
このギターは、僕にレッスンを受け始めてから買い替えられたもの。
2006年製なので10年間使用したことになる…ということは、この生徒さんには10年以上通って頂いてるということだ。感謝!
糸巻きを新品に交換
糸巻きのローラーは樹脂製なので、経年変化で劣化して割れるのは仕方がありません。
ローラーを1本だけ交換することも考えたけど、しばらくすれば他のローラーも割れるだろう。ギアも傷んでいるから糸巻きをまるごと交換することにしました。
糸巻き(ペグ)は消耗品と考えましょう!
糸巻きを外したギターって、なんだか寂しいなぁ…。
これはSchaller(シャーラー)社のドイツ製の糸巻き。同じ型番のものに取替えたので、ネジ穴を空け直さなくても良いから手間いらずだった。作業は弦交換を含め小一時間で終了しました。
これからもギターを楽しんでくださいね。