アズール・ギター教室には、高齢者の生徒さんもチラホラといらっしゃいます。
昔から憧れだったギターを高齢になってから始められた方や、長く通っていただくうちに高齢になられた方など様々だ。
クラシックギターで演歌や映画音楽を
70代後半~80代の生徒さんは、クラシックギターを使ってソロギター・スタイルを弾く方も多い。ナイロン弦は指に優しく、音色も柔らかだからかな?
この年代の生徒さんは、レッスン中によくメモを取ったり、質問を多くされたりと、ギターを楽しみながらも物事に真面目に取り組む方が多い気がします。
弾く曲はクラシック音楽だけではなく、演歌や映画音楽、フォークやポップスと幅広い。やっぱり、皆さん好きな曲は違いますよね。
でもソロギターを弾く方には、決まって2つの事を求められるんです。
詳細な運指の記入
レッスン曲が決まったら、弾き始める前に「どの指で押さえるか、書いて欲しい」とタブ譜や五線譜を渡されるので、僕が記入していきます。全部の音に!
押さえる指が決まっていると取り組みやすいんだって。『間違った指で覚えてしまったら、もう修正がきかないから』って(笑)
ギターの楽譜では通常、左指は数字(人差し指なら「1」)で書くんだけど、この生徒さんからは漢字で書いて欲しいとリクエストが。もちろん大丈夫です!
それにしても薬指は画数が多くて書きにくいなぁ。字が汚い言い訳にはならないケド…。
お手本の撮影や録画
運指の記入が終わると、レコーディングのお時間です。
ICレコーダーやスマホを向けられて『では、お願いします』なんて神妙な顔で言われると、演奏する僕の方が緊張してしまいます(汗)
まずは、生徒さんのレベルに合わせて、練習しやすい遅めのテンポで演奏します。
ほぼ初見で、リピートも全て楽譜通りに弾くのは緊張しますよ、やっぱり。でも僕の良い修行にもなるから楽しい時間です(笑)
アズール・ギター教室では、どの年代の方もレッスンの録画や録音は自由です。ただし、ご自身の練習に活用するのみでお願いします。
メモ
「高齢者」の定義を調べてみたら、日本老年学会では
65~74歳は「准高齢者」
75~89歳は「高齢者」
90歳以上は「超高齢者」
となっていました。ナルホド。