愛用しているイタリア製クラシックギターに張る定番弦は決まっているけど、少し気になることが出てきました。
高音弦のテンション(張り)が強いんです。
そこで、いつもの張りの強いフロロカーボン弦ではなく、同じメーカーのナイロン弦を試してみました。
オプティマ高音弦ナイロンとサバレス低音弦
低音弦
サバレス社「カンティーガ・プレミアム」のノーマルテンション
Savarez(サバレス)の最新低音弦「カンティーガ・プレミアム」は、重厚感や輝きがあって心地よい音なので気に入っていて、僕のすべてのクラシックギターに使用しています。
高音弦
オプティマ社「 No.6 クリアナイロン」のミディアムテンション
オプティマはドイツ製なので、2弦はBではなくh(ハー)と表記されています。
普段は同じメーカーの【ナチュラル カーボン】を使っているけど、今回はテンションが標準的な【クリアーナイロン】にしてみました。
1弦のテンション比較
参考までに1弦のテンションを比べてみると、張りの強さが全然違う!
- オプティマ ナチュラル カーボン 0.60mm(9.7kg)
- オプティマ クリアー ナイロン 0.68mm(6.8kg)
- サバレス アリアンス(カーボン)0.62mm(7.9kg)
やはりナイロン弦の張りはカーボン弦よりも緩くて音も柔らかだ。ふくよかな音色は魅力的!でも、このギターにはカーボン弦のクリアな音の方が合ってるかも。
このギターを集中して弾いていたせいか、10日ほどで1弦と2弦がギザギザになってしまった。
僕の場合、高音弦は右指の爪が当たる部分に傷が入ってギザギザになるか、スリガラスのようにザラザラになるかのどちらか。こうなると爪や指が引っかかって弾きにくいし、音も良くないから交換です。
高音弦だけ交換
サバレスのアリアンスという、カーボンの高音弦に交換しました。
サバレスのフロロカーボン弦は適度な張りがあって右指がとらえやすいし、ハッキリとした音が出るところがお気に入り。
低音弦も高音弦もサバレスになったから、このセットを張ったのと同じになった。このセットは日本製のクラシックギターに使っています。
まとめ
弦ジプシーになってしまったけど、やはり元の【サバレスCantiga PREMIUM】と【オプティマNo.6カーボン】に戻すことにしました。
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