梅雨が近づいてジメジメしてくると、生徒さんから『湿度が高い時期は、ギターをどう保管したらいいですか?』という質問が増えてきます。
湿度が高すぎると、ギターの表面板やネックなどの木材が膨張して、歪んだり反ったりといったダメージを受けやすくなるから気を付けたいですね。
ギターを保管する最適な環境は?
有名ギターメーカーが推奨するギター保管の環境を調べてみたら…
- マーティン(Martin):湿度45〜55%
- ヤイリギター(K.Yairi):湿度40〜60%
- テイラー(Taylor):摂氏21℃前後、湿度50%前後(40%~60%)
ギターにとって最適な環境は、人間が快適に過ごせる環境と同じなんです。
高い湿度からギターを守るグッズ
エアコン
湿度が高い時期に活用したいのは、まずエアコン。湿度を下げたいときは除湿(ドライ)運転をすれば、室内の適正な湿度が得られます。
電気代は除湿<冷房。梅雨には除湿機能を活用しましょう。
デジタル温湿度計
僕の部屋には温湿度計が3個もあります…気にし過ぎかなぁ。湿気からギターを守ります!
24時間以内の最低湿度/最高湿度が表示されているけど、最高72%はさすがにマズい。
まずは、部屋の現状を知ることが大切だ。
除湿剤(湿気取り)水とりぞうさん
ギターを保管しているクローゼットの隅には、湿気が溜まらないよう除湿剤を設置しています。
梅雨には全てのクローゼットに各2個づつ置いてるけど、けっこう水が溜まるから驚きます。
Boveda(ボヴェダ)49% 楽器用湿度調整剤
ギターのハードケースには湿度調整剤を入れてるけど、加湿や除湿ができるからナカナカ良い感じ。
乾燥が進むと純粋な水分だけを放出し、湿度49%以上になると空気中の水分を吸収して45〜55%に維持してくれるから安心だ。
アコースティックギターやクラシックギター、エレキギターのハードケースに、各2個入れています。
梅雨など湿度が高い時期は…
水分吸収能力が「BOVEDA 49RH」の3倍以上ある「BOVEDA 49HA」を使用します。
通常の時期は…
梅雨以外の時期は、こちらを使用しています。
Boveda スターターキット
メーカーによると『パックは十分な強度がありますが、破損した場合に備え基本的にパックはポーチに入れてのご使用をお勧めします』とのこと。
湿度調整剤4個と、ギターの塗装に優しいソフトメッシュ製のポーチ2枚が入ったお得なセットです。
※時期によっては、お得な価格でないことがあります。
Boveda 49%RH 12個セット
大量に使用する方には12個セットがお得です。
※時期によっては、お得な価格でないことがあります。
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