生徒さんからレッスンのリクエストがあったので、ポンセ作曲の「スケルツィーノ・メヒカーノ」の楽譜を久しぶりに再チェックしました。
スケルツィーノ・メヒカーノ(M.M.ポンセ)を弾こう!
メキシコの作曲家マヌエル・マリア・ポンセ(Manuel María Ponce, 1882年-1948年)といえば、ポピュラーな小品「エストレリータ」や、クラシックギターの巨匠アンドレス・セゴビアのために書いた「主題、変奏と終曲」「ソナタ・ロマンティカ」などのギター曲で知られています。
スケルツィーノ・メヒカーノ
「スケルツィーノ・メヒカーノ」を訳すと「メキシコ風の軽快で自由な小品」というところかな。どんな曲か、デビッド・ラッセルの演奏で聴いてみてください。
思い出話など
僕がこの曲を最初に人前で弾いたのは平成7年。当時習っていた速水武志先生の発表会で弾いたのをよく覚えています。おお、1995年だから30年以上前のことだ。
この発表会の日のことは、今までの人生の中でも5本の指に入るくらい良い日だったからよく覚えています。応援してくださった方に感謝!

この曲を弾くきっかけになったのは、大好きなジョン・ウィリアムスのCD「スピリット・オブ・ギター」 を聴いたからだ。
アメリカの音楽を集めたもので、サンバースト(A・ヨーク)、ブエノスアイレスの夏(A.ピアソラ)、ベネズエラワルツ(A.ラウロ)、蜂雀(サグレラス)など、弾いてみたくなる魅力的な曲が満載でよく聴いていました。これはコンプリートボックスの紙ジャケ仕様だけど、当時はプラスチックケースのCDだった。

この当時に使っていた楽譜を見てみたら、しっかりとジョン・ウィリアムスの影響が(笑)CDから耳コピして音を足してたよ。
これが正しいことなのかは何とも言えないけど、当時のギターに対する熱意が感じられて我ながら微笑ましい。
レッスンを受けたときの楽譜は、ずっと保管してあるんですよ。

ジョン・ウィリアムスの1971年の演奏動画があったので何度も観てしまった。やっぱい良いね。
直接リンクはできない仕様だけど、「YouTubeで見る」をクリックすると視聴できます。
「スケルツィーノ・メヒカーノ」を弾くための楽譜と資料
GG569 クラシックギター 名曲てんこもり BOOK Vol.2(ラモス編)
生徒さんが持ち込まれたのは、この楽譜集。僕が当時に使ったマヌエル・ロペス・ラモス (Manuel López Ramos)編が掲載されています。
6弦をDに変更する編曲になっていて、原曲のピアノと同じ調で弾けます。

現在は表紙が変更になっているけど、現代ギター社の「クラシックギター 名曲てんこもり BOOK Vol.2」に掲載されています。奏法解説も役に立ちますよ。
スケルツィーノ・メヒカーノ(ピアノの原曲)
元々はピアノのために作曲されたものなので、ピアノ譜も併せてチェック。ラモス編は、原曲に忠実ながら良い感じでギターに編曲されていることが分かりました。
スケルツィーノ・メヒカーノ(パパス編)
ギリシャ生まれのギタリスト、ソフォクレス・パパス(Sophocles Papas)編。ホ長調で編曲されています。
とりあえず弾いてみたけど、やはりラモス編を使用することにしました。原曲のピアノもニ長調で作曲されているし。

現代ギター臨時増刊「ポンセとギター」
「現代ギター」1994年11月号臨時増刊。
ポンセの生涯や人物について、奏法解説などの情報満載なのでオススメしたいけれど、残念ながら絶版のようです。

まとめ
自分が習っていたときのことを思い出して懐かしい。
上声部が4分の3拍子、下声部が8分の6拍子という部分があったり、後半は順次下降する低音にメロディーが乗っていて激しく転調するなど、優しい雰囲気ながら上手く流れるよう弾こうとすると弾きごたえがあった記憶があります。
素敵な曲なので、ぜひ挑戦してみてください。
