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【弦レビュー】オプティマ高音&オーガスチン低音

2018年9月29日

2年前に入手したイタリア製のクラシックギターに合う弦を、まだ探究中です。

ギターを購入して以来、月1回のペースで弦を交換しているのに、いまだに決定版が見つからないとは…。

とは言え、だんだんギターと弦の相性が分かってきたから、以前に使用した弦の中からミックスして試してみました。

 

オプティマ高音&オーガスチン低音

オプティマの高音弦&オーガスチンの低音弦

高音弦

OPTIMA(オプティマ)社
ミディアム・テンション(クリアーナイロン)

オプティマは100年以上続くドイツの弦メーカーで、マンドリン弦が有名です。名古屋の楽器店ではバラ弦の入手ができないから、東京のクラシックギター専門店から通販で入手しました。

 

低音弦

AUGUSTINE(オーガスチン)社
ミディアム・テンション(RED)

オーガスチンは巨匠セゴビアの肖像でお馴染みですね。ナイロン弦を最初に発売したメーカで、クラシックギター弦の定番です。

 

使用感

張りたて

高音弦

透明でビニールぽい見た目で、ツルツルな感触。スッキリとしたよく通る明るい音色です。張りたてのせいか、音がやや硬質なのが気になるけど。様子見かな。

低音弦

重みと輝きがあるドッシリとした低音は、高音を上手く支えてくれます。

 

1週間後

高音弦

硬質な音色がややこなれてきて、聴きやすい音になってきました。音の分離が良くて広がりがあるから、弾いていて楽しい!明るい音を持つイタリア製のギターに合っています。

低音弦

金属的で重みがあり、ギターがしっかりと振動しているのが弾いていてよく分かります。

左指が弦に擦れてキュッというフィンガーノイズが出てしまうのは、新しい弦だからかな。この前に張っていたのが、フィンガーノイズの出にくい加工が施してある弦だったから、すっかり頼ってたみたいだ。丁寧に弾かないとね!

 

2週間後

高音弦

ハッキリとした音で分離が良いから、自分の出している音が聴き取りやすい。でも、もう少しふくよかさが欲しい気がします。

低音弦

しっかりとした低音が出ていて良い感じ。他のギターに張っているサバレスに比べると痛みが少なくて耐久性があります。フィンガーノイズを出さないように気を付けて弾いています。

 

3週間後

高音弦

自分の出している音が聴き取りやすい。カンカンとした硬めの音が気になるけど、低音弦と混ざるとバランスが取れています。

低音弦

太くて輝かしい音色は続いてる。耐久性があるから傷んでいる感じはない。

 

4週間後

高音弦

低音弦と馴染んでバランスの取れてきた。固めでハッキリとした音は、分離がよくて聴き取りやすい。良い感じです!

低音弦

フレット部分の跡が付いてきたけど、まだ大丈夫そうだ!ナカナカの耐久力。

 

5週間後

高音弦

だいぶ馴染んできたけど、やはりカンカンした音が気になります。このギターには伝統的な柔らかな音の方が合うみたいだ。

低音弦

しっかりしているから気に入りました。

 

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アズール・ギター教室 代表

山口 直樹

アズール・ギター教室 代表

名古屋生まれの名古屋育ち。

1995年に「ギターの楽しさを多くの方に知ってもらいたい」と、4年間務めた一般企業を退職してアズール・ギター教室を設立。現在も名古屋市と知多市の5ヶ所の教室を運営中。

ギターを弾くことやレッスンが大好きで、楽器や関連グッズの探索はカレーと同じくらい大好物!