最近、ナゼだか生徒さんから弦を頂くことが続いています。
あれこれブログで紹介しているから、弦マニアだと思われてるのかな?僕のギターに合う弦を探しているだけなんだけど…。
でも自分では選ぶことのない弦を試す、貴重な機会を持てるからありがたいです。
村治佳織と同じ弦で
クラシックギタリストの村治佳織が使用している弦と言えば、これ。
現代ギター(2019年12月号)のインタビューでも『最新CDのレコーディングで使用した』とありました。
SAVAREZ社の低音弦とAUGUSTINE社の高音弦、2つのメーカーの弦を組み合わせたセット弦で、メーカーのコラボ商品ではなく、どこかの楽器店がバラ弦を組み合わせてセット販売しているみたいだ。
低音弦:SAVAREZ社 コラム ハイテンション(青)
フランスのサバレス社からはコラム(CORUM)以降、カンティーガやカンティーガ・プレミアムなど低音弦の新シリーズが発売されています。でも、村治佳織は変わらずコラムを使用しているみたい。
アコースティックギターマガジン(2017年6月号)の弦特集では『音の伸びが良いところが気に入っています』とコメントしています。
ただ、僕のドイツ製ギターには音の太さが足りなかったから、もったいないけど1日弾いてカンティーガ・プレミアムのノーマルテンションに交換しました。
面白かったのは、低音弦だけを交換したのに高音弦の音も違って聴こえてきたこと。不思議だなぁ。
高音弦:AUGUSTINE社 インペリアル(ゴールド)
アメリカのオーガスチンはナイロン弦の元祖で、あの巨匠セゴビアも高音弦はインペリアルを使用していたようです。見た目は透明でビニールっぽいツルツルした感触だ。
僕は普段フロロカーボン弦を使用していてハッキリした音に慣れているせいか、弾き始めたときはくすんだ音に聴こえた。
でも、弾いていくと村治佳織がギターの音を表現するのによく使う『くぐもった音』というのが、こういう音なんじゃないかと思えてきました。
艶のある音色は深みがあり、伝統的なクラシックギターの音を求める場合に使えそうです。これは良い発見だった。
まとめ
村治佳織と同じ弦で弾くと考えるだけでも楽しそう。値段が手ごろなのも嬉しいですね。
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